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2005年2月13日 (日)

小鳥と風とバイオリン

今日、電話で思うことを思いっきり話してみた。

電話を切った。というか、きられた。 平和的にだけど。。
そしたら、なんか、ふっと楽になった。

片手にコードレス電話機をもって、
ベッドに横になっていた。

38階アパートの、低い風の音、
ミッドタウンとはいえ、ニューヨークの喧騒。。

そこに交じって小鳥の声が聞こえた。

いつもと、5感の感覚が違うような。。
なんか、そんな感覚。

ふとバイオリンが弾きたくなった。

1年前ぐらいから、左手がしびれることが多い。
そのうち自分は楽器が弾けなくなるかもしれないな。。
なんていう想いがあった。

アインシュタインは老年、
バイオリンを弾くのが苦痛だといっていたそうだ。
自分の思い通りに体がうごかないで、
いい音がでないから。。

そんなことが頭によぎった。

弾き出すと案の定、ろくに指が動かない。
「衰え」が私に訪れているという感覚。。

でも、弾きつづけた。。

時々小鳥の声が聞こえる。

春が近いのかもしれない。。
冬はつらく寂しい。
僕にも春がくるのかもしれない。
なんていう希望が訪れた。

神様のことを考えた。
いるのならば、僕を救ってください。という気持ちだ。

ブッシュ・アメリカはキリスト教だ。
私の母の家系は、キリスト教系の色が少しある。
私もキリストの教えとやらに、耳をかたむけようかと
思った。

宗教を信じれば、死ぬときも楽だろう。
不幸な気持ちも和らぐだろう。

キリスト教文化の中で生まれ、育ったバイオリンという
楽器を弾きながら、そんなことが頭にあった。

いや、キリストは立派な人間だ。
私は非科学的なものを一切信じない。
キリストというのは人間だと思っている。宗教家だ。

先日、聖書の物語について、WEBで調べた。
ゲームのシナリオ作りの参考にするためだ。

現代のような科学文明のない世界。
経済システム、国家、民族、そういったものも
全く別のカタチをしていた、約2000年前の、
イスラエル地域

彼は、なぜ、自らの命まで賭して何かをやりたかったのか。


世界・後世に伝えたかった想いが大きかったのだろう。
私は、勝手ながらキリストになっていた。


風の通奏低音、ことりのさえずり
ぼくはヘンデルのソナタを弾いている

無心、

音程がずれたら、半小節ぐらい戻って弾きなおす。
長い音でビブラートがうまくいかず、音が響かなかったら
やっぱり弾きなおす。。

人生。。私。。周り。。
社会。。歴史。。世界。。

知らないうちに僕は涙を流していた。
自分の弾いているヘンデルに感動しながら、
涙を流していた。

キリスト、偉かったな。。
小鳥よ。寒くないか?

人。愛。死。美。


私の悩んでいることは、きっと歴史のなかで
多くの人が同様に悩んできたこと。。

だれかと合奏したい。可能ならば、
私の妻となるような人と。 ピアノかチェロがいい。

そして、この美しい調べと
心の情景と人間と愛と、美と、生死について
共有したい。

そんな、ことも頭にぼんやり
ぐるぐるしていた。


私は幸せだ。何を悩むことがあるのだろう。
こんな風にバイオリンを弾いて、涙を流せるなんて
幸せだ。

。。力が抜けていた。
ここ1年の中で一番上手だった。

 プロのバイオリンはうまいとは思う。
 が、私にとっては、私が弾くバイオリンが一番だ。
 世界一私を感動させてくれるのは私だ。
 少なくとも今は。

多くの人がいう。さまざまな分野の人が言う。私も思う。
力が抜けたとき、そこに本物があると。

小鳥と、風と、バイオリンに感謝

今日は土曜日、
リンカーンセンターとやらに、
いってみよう。 
人生逃げるのはもうやめよう。

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