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2007年9月 5日 (水)

社員の使い方

というタイトルにしてみた。
まあ、自分は使われているほうなのですが。

最近、職場が変わって、仕事のやる気が
急速に回復してきている。

いや、以前もやる気がなかったわけではないのだが、
少なくとも「やる気」を維持するために必死に努力していた。
今はそれをしなくても自然とやる気が出てくるのだ。

何が変わったのか、考えてみた。

ちなみに、扱う題材ははWEBってことであまり変わらないが、
前職はSEで、現職は研究職である。


まず、仕事の質について。

自分は集中力が強みだと思う。
なにかに集中するととまらなくなるところは、
「平均的な人」というのがあると仮定してイメージしたとき
その人と私の大きな違いなのかなと思う。

これは、強みにもなるし、弱みにもなる。

今の、研究という職種はたぶん、この集中力ってのが
結構活きてくる気がしている。
まあ、まだ、めぼしい成果もあげていないので、
なんともいえないのだが。

いっぽう、これまでのSEという職種は、特にマネジメントとかになってくると、
気配りだとか、顧客質問にすばやく答えるだとか、障害の原因を
速やかに解決するだとか、どちらかというとイベントドリブンな
感じになるわけで、集中してしまってはいけない部分がある。
つまり「一点集中」というより「全体バランス」が求められる仕事だったと感じる。

SEはSEでも色々あるわけで、無論集中力を生かせるSE現場というのも
あるのだが、まあ、ここ1年ほどは、そういうミッションではなかったので、
非常に自分の弱みばかりが目立ってしまい正直つらかった。
 (モチベーションが保てなかった)


もうひとつ、大きな違いは、与えられた職場環境の差。
ここが、本日の本論だ。

SE時代は、 というか、ここ数年特にこの傾向は顕著だが、

・職場のPC環境がしょぼくて、
 家のPC環境のほうが断然良い。

という状況であった。

ただでさえスペックの低いノートパソコンに
セキュリティソフトだのなんだのを入れさせられて、
プログラムしていても、コンパイルするたびに数秒待たされる。。

 「家でやったほうが、いいものつくれんだろーなー」

という無意識の計算が、会社に行く気をなくさせていた部分があった
ような気がする。


その点、現職場はすばらしい。

普通個人じゃ買う気にならないようなスペックのデスクトップ
パソコンが用意されて、モニターは2枚、デュアルで使える。
あー、なんて快適なんでしょう。

以前から使ってみたかったが金欠気味の個人では手の届かなかった
数万円のソフトとかも、ほいっと用意してもらえたりして、もう、
幸せいっぱいである。

そういう状況だとどうなるかというと、
そのソフトは会社のPCにインストールするわけで、
会社でしかできない「やりたいこと」が沢山でてくるのだ。


毎晩、「よし、明日はあれを調べて、こういうの試作してみよう」だとか、
そういう風に会社にいくことがポジティブに感じられる。

以前は、毎朝、直前まで家で寝ていたかった。毎朝が苦痛だった。
今は、毎朝、自然と目が覚める。

環境が変わればここまで変わるんだと、つくづく思う。


で、タイトルに戻るんだけど、
やっぱ、私を雇用する会社のSEの使い方、ぜったい間違ってると思う。

エクセルとパワポしか作らないSEもそりゃいますよ。
でも、そういうSEだけじゃものは作れないってこと、
少なくとも、競争力のあるものは作れないってこと、
たぶん分かってない。

パワポSEは、きっとあのPCでも別にいいと思う。
でも、ちゃんと日々技術力を磨こうと、努力しているSEも少数ながら
いるわけで、そういう人にセキュリティという名目で
一律、パワポSEと同じスペックのマシンを与えて、
HDD暗号化ソフトやらなにやらを入れさせて・・・ って
それは、そういう会社にとってはありがたい人材のやる気を
これでもかといわんばかりに削いでいる。

Eclipseをつかっていて、Ctrl+Sを押してセーブしてコンパイルが走るとき、
1秒以下でレスポンスが返るのと、5秒待たされる違いって、すごい差なんだよね。

5秒またされるのが続くと、少なくとも私は眠くなってくる。
眠くなると頭が働かない。
頭が働かないと私はあほなプログラムを書く。
あほなプログラムは動かない。
動かないと私はさらに眠くなる。
・・・
そして、10分で終わる仕事は2時間、3時間、 
下手すると、バグ混入に気づかず、チームにまで迷惑かけて・・と
・・・
以下略


私の尊敬するとあるスーパーSEは、以前、自らの仕事の道具として、
自腹でハイスペックマシンを組み立ててそれを使っていた。
会社がSEに与えるのはパワポSE用PCで、それでは
仕事にならないからである。

しかし、1年ほど前だったか、会社から「セキュリティのため、個人PCの業務使用禁止」
という厳命が下った。
彼は「あれは、仕事するなっていうことなんだろうか?」と、ぼやいていた。

そのとき私は、彼の言葉を少々大げさなものと感じたものだが、
今私も、自分の仕事のやる気急回復を目の当たりにして、思うようになった。
「あれは、仕事するなってことだったのだろう」って。

PCってのは大体2年ぐらいはもつもので、高いものを買ったって、
高々30万~40万ぐらいだろう。(PCつくってる会社なので、
原価にすりゃ、その半分以下ぐらい?)

SEの人件費ってのは、2年も積み上げりゃ、2000万を超える。

そのSEの生産性(やる気等含め)はPCにかけるお金を10万増やす
だけで、いくら少なく見積もっても50%は向上すると思う。
(2倍、3倍かわってくるという感覚だが・・)

自分を雇用してくれている会社には、もっと
上手く社員をつかうようになってほしいものだ。

この会社も、昔の創業の頃の経営者は、今私の勤めている川崎区中原区にある
工場をつくったときに、以下のような旨をその設計コンセプトの一つに挙げていた。

 ・家にいるより職場にいるほうが心地よいと思えるような環境とすること。

社員に120%の力を出させる(出してもらう)ための、唯一の、
いや唯一でないかもしれないが、少なくとも最も経済的な方法だと私は思う。

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