« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月の5件の記事

2010年2月21日 (日)

三浦の河津桜 ~洗車場の悲劇を乗り越え~

P2210010今日は紆余曲折の末、三浦で素敵な河津桜を見ることができた。大渋滞覚悟でわざわざ伊豆まで行かなくとも、春の訪れを感じて心ときめくことができる、三浦の河津桜。非常にオススメです。


計画

昨日、梅見から帰ってきて、何気なくテレビを見ていたらNHKのニュースで松田(神奈川)の河津桜の話題が流れた。

えっ!
河津桜って伊豆の河津町以外でも見れるの?

ということで、早速Webでしらべたところ、確かに松田(東名の大井松田インターの)で河津桜咲きまくりで桜祭りをしているようではないか!

しかも、もっと調べてみると、三浦半島は三浦海岸のあたりでも
ちょろっと河津桜を楽しめるようだ。

ということで、昨晩のうちに、今日は
我が家から一番手軽にいけそうな、
三浦の河津桜をみにいくことに決定した。

ということで本日のプラン

1.三浦の河津桜を見る。
2.車のシートが汚れてきたので、車用掃除機をみる。
3.昨日購入したデジカメのUSB充電を車のシガーソケットからやるための器具を買う。
4.4年前に購入した無印の電子レンジが壊れたっぽいので、新しいレンジを電気屋で検討する。

2番以降は、ここまで前フリがないが、まあ、
人生色々あってブログに書けるのは1%以下なわけで、
しょうがないのだ。

インターネットで色々調べたところ、
2については、車の中で使えるハンディクリーナーの類は
吸飲力がショボイので、巷の洗車場で毎回100円か200円払って
掃除したほうがよいという結論となった。

3については、以前購入した携帯電話充電用の器具が
既にUSBのI/Fを持っていることが判明。特に新たに
なにも買わずに車から充電できそうという結論となった。

ということで、プランを更新

1.家の近くの洗車場に行ってみる。
2.三浦の河津桜を見る。
3.帰りに電気屋による。

早速、まずは家から車で2分の洗車場に向かった。

はじめてのコイン洗車場

今の住処に引っ越してきてもうすぐ4年になるが、
この洗車場に来るのは初めてだ。というか実のところ
コイン洗車場なるところに来ること自体初めてだったりする。
いつも洗車は集合住宅駐車場内にある
簡易洗車設備で済ませてしまっているためだ。

さて、今回は車の外側を洗車することが目的ではなく、
はるくんの「かにパン」やらなにやらの食べかすで
目も当てられないぐらい汚れてしまった車内を強力掃除機で
キレイにするのが目的である。

しかし、コイン洗車場というところに来たのは初めてだったので、
何がどこにあるのかさっぱりわからず非常に迷った。

あれこれキョロキョロ見回しながらやっと掃除機を見つけ、
そこに車をとめて早速100円を入れてみた。

100円で5分と書いてある。 

むむ・・ まだ動かないな・・
良く見ると印刷がハゲかかった「運転」ボタンらしきものがあるのでそれを押してみる。

おっ・・ 動き出した。

ということでまずは車内を掃除しまくり。
結局5分ではたらず2コイン目を投入し、10分でおおかた
車内はきれいになった。

なかなかいいな。コイン洗車場。

ジェットで洗う!

車内がきれいになったところで、
土ボコリで汚れた車外もきれいにしたくなってきた。

そこで、車外洗車の機械のあるところに車を動かし、
600円を投入してジェット噴流で車のそとも掃除してみた。

こちらも機械の使い方がよくわからず迷ったのだが、
結局大失敗をしてしまった。

途中で泡の洗剤をかけたあと、
本来10分かけてゴシゴシすべきフェーズで
「中断」のつもりでボタンを押したところ、
ゴシゴシフェーズをスキップしてしまったらしく、
せっかくかけた洗剤をこすらぬまま
すすぐ羽目となってしまったのだ。

結局、そのせいか、
汚れがちゃんと取れなかったのだが、
「うーむ。なんて不親切な機械だ」
と思いつつ、一つ勉強できたのでよしとした。

というのは、ジェット噴流で車を洗うってのが
あまりに面白かったので、おおらかな気持ちになってしまったのだ。

その後、妻が「無料でマットを洗う機械」なるものも発見したため、
さらにその機械の横に車を移動し、私は今ジェットですすいだエクステリアを
からぶきする役を、妻はマットを洗う役をお互い少し興奮気味でせっせとこなした。

そして、そんな中で、悲劇は起こった。

洗車場での悲劇

自分が雑巾をしまうためにトランクを開けようと思ったときのことだ。

む・・開かない。

すかさず妻に尋ねる。

「ねぇ、扉開けてよ。」

すると、妻は

「え?私も開けられないよ?」

・・・

気付けば、はるくんがにこにこと運転席に座っていて、
僕の鍵は車内の上着のポケットの中。
妻の鍵は車内のかばんの中という状態。

・・・
あ・・れ・・・?

「デッドロック成立~」

どうやら、得意顔で運転席に座っているはるくんが
扉ロックボタンを押して閉まったようだ。
いわゆる変則的ながらキー閉じ込めという状況が発生してしまったのだ。

そのときは、何が起こったのかサッパリわからず、
我々が事の重大さに気付くには約5秒か10秒を要した。

寒空の下、父と母は車の外に締め出され、
1歳の息子は車の中でニコニコしている・・・

あたふた
状況を打開するには以下3つのオプションしかない。

1.彼がもう一度扉ロックボタンに興味を示して
  それを逆向きに押してくれること。
2.JAF的なところに頼る。
3.ここから50KM離れたところに住む両親に
  スペアキーを持ってきてもらう。

結局我々は、その3つすべてにすがった。

まず我々は扉オープンボタンを押してくれと
色々なジェスチャーや言葉がけ必死にではるくんに訴えた。

言葉もわからず状況もわからない彼は、
ガラスの向こうでニコニコこちらのジェスチャーのマネなんかをしている。

先ほどまで照っていた太陽が陰ってなんだか寒くなってきた。
しかし上着は車の中だ。。

たまたま携帯電話がフリースのポケットに入っていたので
いつも世話になっているホンダのディーラに妻が電話を入れてみた。
何度かやり取りするなかで、状況を理解してもらえたようだ。
状況打開のための策(JAFを呼ぶか別の方法があるか)を検討してくれるそうだ。

一方、それでもなんともならない事態に備え、実家にも電話をいれた。
ここにきてもらうには片道2時間近くかかるのだが、
状況を説明しつつ「鍵もって来れるよう出発準備して」
と無理な依頼をする。

車の中のはるくんは、まだ状況がわかっていないようで
ニコニコしているが、彼が泣き出すのは時間の問題だろう。

実家の側は母と妹が車で近所に買物に出かけてしまっていたらしく、
色々と連絡が錯綜した。その間にも、はるくんに「アンロックボタン」を
押してもらうための努力は続けた。

どのくらいの時間が過ぎたのかは覚えていない。


F1000191慌てていた僕の感覚では20分ぐらいに感じたが、実際はもっと短かったのかもしれない。 ついにはる君が異常に気付いたのか、顔が泣き顔になってきた。そしてその10秒後には、ガラスの向こうで大声で大声で泣き出した。


F1000192何もしらずに泣きじゃくるわが子を見るのはとても心が痛んだ。だっこしてあげたくても、ガラスが邪魔して何もできない無力感。

妻は、安心させようと、
がんばって笑顔をつくっていたが、
同じように心が痛かったと思う。。

そんななか、ディーラさんから電話が入った。



調べてもらった結果、以下のようになるとのことだった。

・JAFに依頼すると、きてもらうのに1時間かかる上に、
 特殊な鍵なので開けられるか分からない。

・一方で鍵屋さんに頼むと30分で来てくれて、確実に開けられるとのこと。
 どちらも料金は1万3000円ぐらい。

我々は鍵屋さんにきてもらうことにして、ガラスの向こうで
すがる様に泣くわが子に何も出来ぬまま、寒空のもと
上着なしで震えながら待つことにした。

Honda Cars横浜南東戸塚店のNさん

しばらくして、鍵屋さんが来る前に、
ホンダのディーラのNさんという方が来てくれた。
彼は鍵を開けてくれるわけではないが、
絶望感と無力感の中にあった我々の話し相手に
なってくれて、勇気付けられ、とても嬉しかった。

ディーラのNさんは、車の中で泣いてるはるくんに
「おぉ~・・かわいそうだねぇ・・」と一緒に声をかけていただき、
しかも、僕が寒さでクシャミをしたとき、
はっとした表情になり、上着を脱いで、
同じように寒そうにしていた妻に「どうぞ」と着せてくれた。

おお・・ 何たる鏡のような営業マン!
僕は次もホンダ車を買う決意をしましたよ。
次の車検もディーラさんでお願いすることが決定しましたよ!

そして、はるくんが泣きつかれて寝てしまったころ、
鍵屋さんが到着し、すぐに作業にとりかかってくれた。
そのとき、僕らには鍵屋さんは神様に見えた。

しばらくすると、鍵屋さんが首をかしげながら
携帯電話を取り出してなにやら電話をしたりなんかしだした。
結構複雑な鍵なのか、手こずってしまっていたようで、
色々なにやら良く分からない用語で質問をしている。

ちょっと不安になったが、今我々が頼れるのはこの方だけである。
神様である。「大丈夫ですか?」などと聞くのは畏れ多いと思い、
とにかく震えながら作業を見守った。

・・・結局20分~30分ぐらいかかっただろうか・・・

かちゃっと言う音と共に、ロックがはずれ扉が開いた。
その音で起きたはるくんを救出し、なきじゃくる彼を
ママはめいっぱい抱っこしてあげた。

鍵やさんとHonda Cars東戸塚店のNさんにお礼をして別れ、
上着を着て震えながら車内に戻った僕らは、
自分たちの不注意で1万3千円のエクストラの出費と
1時間以上のタイムロスがあったにもかかわらず、
なんだか達成感・克服感に包まれた。

実家に「開いたよ~心配かけてゴメンネ~」と電話をし、
予定通り三浦に向かうことにした。

三浦の小松が池公園へ

P2210009結局目的地についたのは4時過ぎだったろうか。横横経由で三浦市の「小松が池公園」というところを目指したのだが、
途中横須賀PAによろうとして、間違えて手前の横須賀ICで横横を降りてしまい、そこから意地をはって下道を使って目的地にたどり着いた。


P2210017
京急の終点、三崎口とその手前の三浦海岸の駅の間、
電車沿いの道に植えられた河津桜。

桜の下には菜の花も植えられており、
菜の花と桜と青空のコントラストがとてもキレイだった。

はやる心をおさえつつ、
我々は駐車場を探した。

あった。
Webに書いてあった臨時駐車場。
1日400円。良心的だ。

車を降りて我々はベビーカーを押して
散歩道に向かった。



P2210012桜色、黄色、黄緑、水色。
カラフルな色は完全に春の色で、
自然と心がウキウキした。

F1000177


素晴らしい!
寒くて憂鬱なこの季節に春を感じられること。
これがどんなにうれしいことか。
F1000179

この付近の地元の方が地域活性化のために一本一本植えたそうだ。
なんと素晴らしい。

池のまわりの散策
電車沿いの散歩道を案内にしたがって進むと
池のほとりに入るための階段があった。
そしてその先に階段を下りて電車の下をくぐる散策道が続いていた。

散策道がなんだか楽しい。
池のまわりの湿地をあるくため、
長野あたりの湿原にある木道のような感じになっているのだ。(金属性だったけど)

F1000181
湿原風の散歩道を進むと目的の小松が池についた。
池には鴨が遊び、
ほとりには河津桜が咲いていた。

桜を楽しむ人々が10人ぐらい。
そして、堤の上の道路には、
池の向こう側から眺めつつ、ずっと
楽しみにしていた大判焼き屋が。

F1000184しかし、ここについたときには、ちょうど店じまいしてしまったところで、あったかい大判焼きにありつくことはできなかった。



かわりに水筒に入れてきたあったかいお茶を飲んで一服。
至福のひとときだ。



P2210032散歩をしていて気付いたが、
「紆余曲折の末にたどり着いたこの景色」
ということも多少プラス要素になったのかもしれないが、
僕らは、丘がちな地形に畑が広がる景色に魅了されていた。

「いずれはこんなところに住みたいね・・」
「そうだねぇ」
「ほら、あそこの家が洋風だったら、
 なんだかテレビで見る、フランスの農村みたいじゃない?」

ホント、通勤さえなければ、こういうところに
住めたらいいなと思う。

F1000185広い庭で地域の景観向上に寄与できる家。
いずれそんな家に住める日を夢見つつ、
夕日をみながら、
「明日からの仕事もがんばろう」なんて思えた。
理想的な日曜日だった。

2010年2月20日 (土)

大倉山公園で梅見

P2200015横浜は港北区、大倉山駅の近くにある大倉山公園というところに梅見にいった。

本当は伊豆の河津桜を見に行きたいと思って昨日からプランを練っていたのだが、遠すぎるのと渋滞が熱そうだったのでとりやめ、手ごろな梅をみようということとなった次第だ。


家から車で出発。環状2号を北上しつつ、一つ寄り道をした。

寄り道:デジカメげっと

5年前に買ったデジカメを、先日甥っ子のY君にプレゼントした。
それで新しいデジカメが欲しかったので、
まずは新横浜のビックカメラに立ち寄った。

購入したのはOLYMPUSのμ-7040というモデル。

本当は、乾電池でも使えて光学10倍ズーム、かつ手ブレ防止機能つきで、
デザインがかっこよいやつという要件で探したのだが、要件を満たすモデルが
ひとつもなく、これに落ち着いた。

一番売れ筋だよという説明と、
USB充電ができるというのが決め手だったかな。

乾電池対応がうれしいのは、デジカメの充電とか
面倒だし、電池切れを心配しながらカメラを
持ちあるくのがストレスだからだ。

その点USB給電できるとパソコンや車なんかからも充電
できそうなので、よいかな~と思った次第。

さてデジカメを手に入れたところで、いよいよ本日のターゲットである
大倉山公園に向かう。 車は駅の近くのマルエツに停めさせてもらった。
(帰りに買物もした&足らない分の駐車料金払った。)

大倉山公園

大倉山の駅のまわりはコチャコチャとした感じだが、
メインストリートは電線地中化がされていて、
なかなか小洒落た感じ。さすがは東横沿線ですな。


P2200001今日は梅見のトップシーズンと言うこともあって、明らかに同じ目的と思しき人が多く、駅からすぐについてゆくべき人の流れというものが見て取れた。

人の流れに従って坂をのぼってゆくと、白い洋館が建っていた。
大倉山記念館というらしい。


P2200019
その脇をとおりさらに奥に進むと大蔵山公園の梅見会場的な場所についた。
露店が沢山出ていて、なんだかお祭り的な雰囲気。
あれもこれも食べたいが、我々は自宅からおにぎりとお茶を持参しているので、とりあえず今は我慢・・

露店の集まる広場を抜けると、梅林が目に入ってきた。
おお、梅見だ! 梅見だ!


早速、梅の花の下にレジャーシートを敷いて、
家から持参したおにぎりとお茶をいただいた。

お金はかけていないが、なかなか優雅な気分だ。


P2200010
白い梅、赤い梅、桃色の梅。

梅の花は桜と違って遠景からみると、「あふれんばかりの春の喜び」という感じではないが、カメラで言うところの接写モード的にミクロに見ると非常に美しい。


顔を近づけたとき、
花というものは香りを楽しむこともできることを思い出した。
  (そーいや、忘れてたw)

 ・・くんくん・・

うーむ。上品な香り。
何年ぶりだろうか・・・
やっぱり芳香剤とかアロマとかもいいけど、
この上品さはやっぱナチュラルならではなのかもと思った。

P2200004先ほど購入したデジカメも早速活躍してもらおう。
ということで、レジャーシートの上で遊ぶはるくんの写真を撮っているときに、
ふと思い出したのが、自分が小さいときに両親・妹などと一緒に写った
昔の写真のこと。 あれは東京の吉野梅郷だったかな。

ジェネレーション。
まだ一回りはしてないけど、
そんな言葉が頭に浮かんだ。



帰り道。
もともと、ららぽーとかノースポートあたりによって、
ご飯を食って帰ろうなんて話をしていたんだけど、
途中で焼き鳥やら大判焼きなどを頂いてしまったので、
あまり空腹ではなかった。



んで、なんとなく「明るいうちに帰る」という
健康的ファミリー的なことがしたくなり、まっすぐ家に帰ることにした。

3年前までだったら、一度「おでかけ」したら
8時でも「まだまだ~!」
11時ごろになってやっと「そろそろ帰るべか~」的な
ことになるのが我々流だった。

だが、今回は3時になったら、「もう帰ろう」という風にする。

そろそろはるくんのためにも、良き両親となれるよう、
僕らも変わらなくてはならないかなぁ・・ 

なんていう義務感もゼロじゃないけど

太陽が見えるうちにウチに帰ってくるのっても、
結構家にかえってからゆったりできていいかな・・

という気持ちが80%かな。

まあ、とにかく、梅見、楽しかったです。

2010年2月14日 (日)

妹と東久留米サイクリング

木曜日から実家に帰っている。

昨日の天気が悪く、今日は比較的晴天だったので、
本当はみんなでどこかにドライブになぞ行きたかったのだが、
妻の体調が悪くなんとなく家の中でくすぶっていた。

(Disney の Carsなんかを見たりして・・)

2時ごろなんとなく妹と二人でサイクリングにいくことになった。

家の近く(自転車で10分ぐらいのところ)で六仙公園という公園
を東京都が建設中であり、ちょっとその工事が進んだという話だったので
とりあえずそれでも見に行こうというお題で我々は出発した。

家を出てすぐ、まず森をとおることにした。
実家に帰る時はとりあえず家のとなりの森を散歩することが
多いのだが今回の帰省(っていうほどじゃない。月1回ぐらいのペースなので)
ではまだ森の散歩をしていなかったので、ちょうどよかった。

森を抜け、畑や住宅地を抜ける道中、蝋梅が咲いている家が何件かあった。
また、道沿いの畑に咲いている蝋梅の花は顔を近づけて香りを楽しむこともできた。

毎年のことながら、春の訪れが待ち遠しいこの季節、
蝋梅や梅の花は僕達に元気をくれる。

六仙公園

目的の公園についた。

六仙公園は数年前から少しずつ整備されつつあるが、
まだ大半は土地未取得で住宅やら畑が広がる中で
すこしずつ虫食い的に公園予定地というのがぽつぽつある状態。
非常に小さな部分が部分的に開園しているものの、
まだまだ魅力的とは言い難い。

公園予定地の中には、東久留米市立第八小学校という
閉校予定の小学校が含まれている。

学校の屋上に「ありがとう。ふるさと」みたいな看板的なひらがな群が
掲示してあるのをさして、妹が「なんだかせつなくない?」といった。
僕が何気なく「べつに」と答えると、
「おにーちゃんは、開発側の人間か。
 エンジニアはやだねぇ。」などといわれてしまった。
うーむ。「べつに」の後に、「どーでもいいよ」とはいってないんだけどなぁ。
僕もちょっと切ないなぁなんて思っていたのに・・
ただ、公園になるならそれもいいかなという思いとのバランスのなかで
「切ないから開発反対」とまで言う気はなかったので、
何気ない答え方をしただけだった。まあいいや。

確かにその小学校の卒業生からしたら、さびしいんだろうな。と思う。
街並(村といったほうがいいような風景だが)が変わるというのは、
誰かが切ない思いをするものだと思う。

僕も、風景はなるべく変わらないほうがいいと思っている。
だけど、土地利用の適正化というのは、やっぱり大事だと思う。
すなわち、風景を変えるときは、考え抜いて、
そうやすやすと変えてゆくのではなく、
最低100年はみんなでその風景を愛して行こう・・みたいな
気概をもって変えてゆくのがいいんじゃないかなと思う。

氷川神社

その後、湧水地の横をとおって氷川神社に着いた。
神社に近づく坂道を降りるとき、
妹がいたずらっぽく、「氷川神社って最近、驚き要素があるんだよね・・」的なことを言った。

なんのこっちゃと思いながら、特に気にせずお賽銭を10円入れて、
家内健康安全なんかを祈って、さて帰るぞと思ったそのとき、
妹が横にあるテントに入って行った。

妹は2年前から、何をおもったか東大の宗教学修士課程なんていうものをやっている。
一昨日は昨年末に出した修士論文の口述試験というやつだったらしく、
なんだか教授陣に「論文が長すぎる」だの「内容は4分の1でいい」
「これは、論文を書く前のメモだ」などと言われたそうで、
昨日は突然泣き出したりしてちょっと気持ちが不安定のようだ。

神社の横にあるテントに入ってゆくという行為は、おそらく
僕一人ならやらないオプションなのだが、宗教学なんてのを
やっている妹がとる行動としては自然だと思った。

テントに入ると、机が並んでいて、その上に「皇族」とかいう
雑誌が並んでいたり、署名用紙が置いてあったりした。

・選択的夫婦別姓反対
・外国人への地方参政権付与反対

という二つのお題で署名してくださいとのことだった。

「日本の政教分離ってどうなっちゃってるんだろうね」

と妹が言った。妹がいっていた「驚き」とはこのことだった。

僕は政教分離の趣旨やあるべき線引きの塩梅など
イマイチよくわからないところもあり、うーむというだけだったが、
なんとなく夫婦別姓反対のところには署名してみた。
(5年ほど前、このブログにも反対って書いたし・・)

妹はそのことに少々不満だったようで、
少しだけ選択的夫婦別姓に関する議論になった。
まあ、現状は男にとって都合のいい制度であり
女にとってみれば、現実問題として姓が変わるというのは
わずらわしいのは理解できる。・・っていうか、そんな簡単な
話でないことも理解しているつもりだが。

まあ、そういうことで、兄妹といえども色々と
信条を異にすることは多いが、妹とする議論は
なぜかいつも楽しい。 おそらく、僕にとって、
誰とする議論よりも一番面白いのが妹との議論だ。

議論しながら、我々は再び自転車に乗ってサイクリングを再開した。

もう目的地はなかったが、我々はなんとなく
落合川沿いの遊歩道を進んだ。
いつ来ても、この遊歩道は気持ちがいい。

今日も水面にカモ達が遊び、
岸では子供たちや散歩の犬が楽しそうにしている。

我々は竹林公園の近くの橋まで川沿いの遊歩道を楽しんだ。

竹林公園

この橋のあたりに、8月ごろ、みんなで来て虹をみたことを思い出した。

あのとき虹がもっと見える場所を求めて、畑の向こうに大きな
屋敷林と農家が見える場所にきた。今日は同じ場所で、
赤白の梅が咲き誇っていてうれしかった。

F1000198竹林公園の入り口まできたところで、公園に自転車で入れるかどうか議論になった。
妹は「やめとこーよ」といったが、僕は、気にせず自転車で入って行った。

竹の根っこがところどころで横切る土の道。ちょっと上り坂になった、誰もいない竹林公園の中をときどき立ち姿勢になって力を加えながら自転車のペダルをこいでいて、ふと気付いた。

小学生のころとほとんどおなじ気持ちになっている。

F1000197そういうえば、あの頃もこんな感じだったな。
「妹はどうせついてくるし・・」的な気持ちで、前だけを見て力いっぱいペダルをこいで・・・
ベンチのところで振り返ると、やっぱり妹は一生懸命ついてきていた。

昔と違うのは、妹に余裕があること。なんだか携帯電話でこっちの写真を撮っている。僕も負けずに写真を撮りかえした。


その後、公園を抜けて元の道に出て北に向かった。
このあたりは、5年以上前に車で通って以来だ。

見知らぬY字路で、妹が自動販売機をみつけた。
「おにーちゃん、ジュースかおうよー」

カロリーが気になる僕はあまり気が進まなかったので、
何も買わなかったが、それを察したのか妹は温かいお茶を一本かって
「ひとくちあげるよ」と言ってくれた。そして、キャップをあけると、
「はいっ」と一口目を僕にくれた。

・・・思えば、なんてかわいい妹なんだ・・・
・・・・ 今、これを書くまで気づかなかった・・・

僕は、なんとなく一口をもらって、「ありがとっ」といって、
角の所に張られた選挙ポスターに関心が移ってしまった。

Kさんというこのポスターの人は、確か僕と同じ中学高校の1年先輩で
こないだまで自民党の衆議院議員だったはずだ。
しかし、昨年夏の選挙で民主党に議席とられちゃった気がするなぁ

なんて思いながらよくよく見てみると、「これまで4年間ありがとう。
これからも、心機一転がんばるさ」的なことが書いてあって、記憶の
正しさを確認しつつ、ちょっとだけ「がんばってな」的な感情になった。

その後、少し道に迷いながら笠松坂の交差点に出た我々は、
ひばりが丘団地のほうに進んでいった。

ひばりが丘団地

団地の中は広々していて昔から気持ちいい。

ここ10年で建て替えが起こってだいぶ雰囲気が変わったが、
新しい空間はよくできていてサイクリングしていても楽しい。

しばらく走ると、まだ古い建物が残っているエリアに出た。
人が住んでいるのかどうか不明だったが、2階建のその
建物を見ながら、妹といろんなことを話した。

「安くアーティストでも住まわせたらいいんじゃない?」
「治安が悪くなる心配もあるし、そういう感じにはならないんじゃないの?」
「日本人の平均的な空間利用ってのが大きくなったんだろうね。
 今の人はこの広さじゃ足らないでしょ。」
「でも、専用庭なんかがついてて、これはこれで結構贅沢じゃない?」
「私、こういうところがぴったりかも。ひとりには十分な広さでしょ?安ければうれしいし」
「そうだね。ちょうどお似合いかも・・!」
「えー。 ひどい」
「でも、ホント、今の日本人って家は広くなったけど、庭はせまくなってない?
 ウチもそうだし、ある意味、住環境として貧しくなってる気がするよ。」

そうこうしていると、団地の出口の信号に出た。
この先は、フォレストレイクという6-7年ほど前に分譲された
そこそこ値のはる集合住宅群だ。

フォレストレイク

実は、自分はひばりが丘団地に入ったあたりから、ここを通るつもりでいた。

敷地の中に木々が多く、池やカフェなんかがある
環境共生型の集合住宅である。造成当時は植えられたばっかりで
不自然だった木々が育って立派になり風景として住宅群となじんできて、
経年劣化ならぬ経年優化しているさまを見てみたかったのだ。

当時購入も検討したが、職場から遠いこともあり見送ったのだが、
その後、僕が横浜にある現在住む住居を選ぶうえで大いに影響を受けた。

住人でなくても(遠慮しつつ)入れる構造となっているので、
遠慮しつつ入らせてもらった。妹は「あたし、ここ買おうかなぁ」なんて
いってたので、ま、見学ってことで許してもらおう。

見学という大義名分を得て、ずうずうしくもカフェにも入ってみた。
6-7年前に分譲前見学で来た時はまだ「オープン予定」、
だったので、カフェとしてここにくるのは初めてだ。

「入居者以外お断り」かどうか気になったが、ちゃんと
クロワッサンとコーヒーなぞをいただくことができた。(660円)

売っているパンの種類がウチの集合住宅のカフェで
売っているものと同じだったのが少々おもしろかった。
(あんこクロワッサンとか、ツイストチョコパンとか・・)

また、カフェのテーブルをDSを持った少年と、
ローラーシューズの少女たちに占拠されているのも
ウチのカフェとおんなじでこちらも興味深く思った。

ウチのカフェには、「カフェ利用以外の人はなるべく席を占拠しないでね」
的な紙が貼ってあったりして少々汚らしかったりすること。
ウチのカフェの椅子がここよりショボイかったり、
観葉植物がなかったりするので少々羨ましく思いつつ、
コンビニの品ぞろえとカフェのメニューの豊富さではウチのほうがよいな・・・
と思えたので、まあよしとした。 

クロワッサンとコーヒーをいただきながら、
妹と人生やら何やらについて色々話をした。

「生きていくのは大変だよね・・」
「最近、社会全体が競争・競争で、みんな仕事を
 わざわざ大変なものにしちゃってる気がする」
「不必要なまでに大変じゃなきゃ稼げないような世界に突き進んでるんじゃない?」

結構妹の観察眼はさすが兄弟だけあって、
自分でも納得いくことも多く、しかも視点は別なだけに、興味深いものがあった。

妹が数年前までいた広告会社では、
40代後半の年収1000万・2000万もらっていた人が
不況で高給がゆえに首きられたり、チームのほとんどが
いなくなっただの、精神が参って去って行った人の話だの、
(妹もそういう位置づけになってる)そんな話や、
大学院で研究畑に進路変更したものの、
やっぱり学者の道はそれはそれで(収入面やら亜流扱いされるやら)
大変だという話やら、まあ、何するにも大変だなあという話をした。

自分も例外ではない。
まあ、もうすぐ社会人になって10年になるわけだが、
今の企業にいるのが本当に自分の進むべき道だという
堅い確信があるわけではない。

窓の外でローラーシューズの無邪気な少女たちが
楽しそうに遊んでいる様が印象的だった。
お金やら仕事やら将来への不安やら何やらの悩みとは
今のところ無縁である彼女たちがうらやましくもあり、
将来そういうのに絡めとられてしまう(可能性が高い)であろう
ことがかわいそうでもあり。

仕事以外に一つの芯を持ってないと、
おそらくよっぽど幸運な人以外は
心をつぶされてしまうのが、現代日本社会の
給与所得者というものなのかもしれない。

我々は決して悲観的にはなったわけではない。
僕も妹も、どちらも今色々と苦しい。
だが、妹は研究という自己実現軸と、
仕事という経済軸の両立を目指す方向を目指している。

僕は、今のところ仕事軸しかなく、それでよく落ち込むことが多々あるのだが、
結婚して息子ができた今、今後は家庭軸も大事にしたいし、
別の自己実現軸も追及することで、仕事での失望やら云々だけで
心が折れてしまうリスクを軽減できるなという気づきを得ることができた。

「健康に(体も心も)、にこにこ暮らす」

これができれば、それでいいじゃないか。

そういうわけで、決して明るくは成りきれないが、
兄も妹も生きてゆくためのビジョンのようなものを確認できたので、
(少なくとも僕は)ちょっとだけ満足して家路についた。

2010年2月 8日 (月)

楽しみな社会基盤系イベント

都市計画っていうか社会基盤系の話が好きな私なのですが、
ここ1-2年の趣味の一つに、開発計画をWebで見るってのがあります。

今楽しみにしてるのは、以下の開通・開業系イベントです。

(過去のイベント)
2009/12/5 中央線連続立体交差(三鷹~国分寺間)

(これから!)
2010/2/27 県央道海老名IC開通
2010/3/13 横須賀線武蔵小杉駅開業
2010/3/28 首都高C2大橋JCT
2010/4/1 稲城大橋無料化
2010/4月 戸塚駅西口再開発ビル(トツカーナ)完成
2010/5月? 東戸塚駅西口ロータリー
2010/6月 新湘南バイパス無料化社会実験開始
2010/6月 西湘バイパス無料化社会実験開始
2010/6月 箱根新道無料化社会実験開始
2010/春 横浜駅横須賀線ホーム拡幅
2010/年内 国道一号線原宿立体下り方面も完成


だいたい以下のような効用を期待しています。

・実家に帰るのが楽になる。
・通勤が楽になったり楽しくなったりする。
・休日のおでかけオプションが増える。

将来的には、こんなのも期待しています。

2011年? 国道16号線町田立体
2012年 渋谷駅:東急東横線・地下鉄副都心線乗り入れ
2012年 さがみ縦貫道路
2013年 首都高C2品川線
・横浜市権太坂和泉線(地元道路)
・横浜市桜木東戸塚線(地元道路)
・横浜市中田さちが丘線(地元道路)
・国道一号線保土ヶ谷橋交差点改良(地元道路)
・国道一号線不動坂交差点改良(地元道路)
・横浜私営地下鉄グリーンライン延伸
・多摩南北道路:調布保谷線
・外環道東京区間
・東京:放射5号杉並区間
・東京:放射7号延伸

2010年2月 6日 (土)

金沢動物園

今日は横浜市金沢区にある金沢動物園にいってきた。

土曜午前のいつもの憂鬱

さいきん、仕事のストレスが非常に大きい。
そういう状態のとき、僕は
休日になると思いっきりリフレッシュしたいと考えるわけだが、
まずいのは、逆にそれが

「なにか非日常的なことをしてリフレッシュせねばならない」

的な強迫観念となってしまうことである。


今日も、そういうわけで朝から「どこかへ行かねば」という気分だったのだが、
まず行き先として思ったのは、伊豆の「伊豆の国市」あたり。
昨年の夏だったか、6月ごろだったかに行ったときに楽しかったのが
頭の中にあったからだ。

9時半ごろ起きて、散らかった部屋を片付け、その後、
洗車でもしようかと洗車場予約のためマンションの
共用施設予約画面を開いたところでとりあえず躓いた。

そのシステムは、Felica用HTML拡張を使って書かれていて
Felicaで認証やら課金やらする。すっかりわすれていたのだが、
ウチのメインのパソコンでは、半年前ぐらいからFelica用の
IEアドオンがちゃんと動いてくれてないのだ。

 #おそらくIE8にしたタイミングあたりから動かなくなった模様だが、
 #実のところはよくわからない。

結果、ついつい休日だというのに、「システムの課題解決」という
仕事っぽいことに2時間ほどを浪費してしまった。

気づけばもう正午をまわってしまい、これから伊豆にいくのもつらいなぁということで、
結局行き先を変更して金沢動物園に行くことになった。


まあ、ブログに書くとこんな風にさらっとしか書けないんだけど、
実際のところは、そんなにさらっとはしていない。

課題解決せず時間だけ浪費してしまったという事実と、
日ごろの仕事のストレスも相まって、めちゃブルーな気持ちになり、
妻に当たり散らしたり、そのあとで反省して謝ったり、
相当どたばたした。(ごめん・・>妻)

能見台は素敵な町

動物園に行く道中で、すこし回り道して能見台という町を通ってみた。

とてもきれいな集合住宅群やそこそこきれいな戸建住宅街区があり、
妻と「ちょっといいねぇ、でももうちょっと庭がほしいな」なんて話ができて
気持ちがよかった。

まあ、これが本日の一番の収穫かな。

「能見台は素敵な街。」

これを発見できたこと。


動物園についてからの話

妻的には、今回の企画は、
はるくんがそろそろ動物に興味をもってくれそうだ。
という予想があったようだ。

最近そこそこ30%ぐらい歌えるようになった
「ぞうさん」の歌と、実物のゾウをリンクすることが
主ミッションのようなことをいっていたのだが、
残念、このミッションは成功とは言い難い結果に終わった。

とりあえず、動物を認識はしてくれているのだが、
彼は動物に心を奪われて感動する風はまったくない。

「あー!」っと一瞬喜ぶのだが、5秒後には、
金属製の柵やら、100円入れると音声解説する機械などに、
彼のアテンションは一気に移ってしまう。

そして、動物そっちのけで階段を上り降りしたり、
柵につかまったり、(ケチな我々両親は100円を入れないので)
音のしない音声レシーバーを一生懸命耳にあてて
「もしもし」的な遊びに熱中していた。

動物好きな妻はがっかりした風で、「そんなもんであそんでないで次いくよ」
オーラ全開だったが、僕は、純粋にいつもと違う階段やら柵やらのある
空間を楽しんでいる彼の気持ちに共感できて、「おお、この階段たのしいなぁ」と
そんな彼との時間を楽しめた。

自宅に帰ってきて、母親と電話で話していたら、

「そういえば、暁生(私)も、むかし多摩動物園に連れて行った時、私が
 『あっくん、キリンよ、首長いねぇー、すごいねぇ』なんて話してるのに、
 見向きもせず柵で遊ぶのに夢中でがっかりしたわ」

なーんて話をされて、なんだかほくそえんでしまった。

ついでに、自分はもう覚えていないのだが、どうやらそのとき、
僕はどこかの柵状のオブジェクトに上からスライド式に首を入れて遊んでいて、
上から首を入れたことを忘れて「首がぬけなーい」と泣いたそうだ。

うーむ。あほだ。

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

Haruya's Violin

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ