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2011年4月10日 (日)

Lady GAGA - Born this way ( AU/KDDI販売の Motorola XOOMのCM)

先日米国AmazonでMotorolaのXOOM(Wifi)を買ったが、
4/8に日本でもau/KDDIからも発売されるということで、
TVCMが流れるようになった。

Lady GAGA のBorn this wayという曲のPV的なものが
XOOM上で動いているような構成のCMだ。

土曜日にこのCMをみて、まず「あ、おいらのXOOM君のCMだ!」
と注目すると同時に、お、かっこいいなこの曲、
なんだっけ、マドンナのあの曲か?と
そのときは曲名を思い出せなかったが、
Express Yourselfのことが頭によぎった。

ここ10年ほどほとんど新しい音楽を聴かなくなってしまった
自分は、Lady GAGAというアーティストは名前を聞いたことが
ある程度でしかなかったが、今回これをきっかけに、一気に好きにな
ってしまい。さきほどついにシングルCDを買ってしまった。
自分でもびっくりしている。

Express Yourselfとかに見られるような
7th(Vsus4?)をなぞるようなメロディラインは基本大好きなので、
僕がこの曲が好きになるの自然の流れではある。
しかし好きになるプロセスが、今回僕的には新しかった。

 1.CMで音楽がかっこいいなと思う。
 2.ググる(Xoom KDDI 商品名で)
 3.誰かのBlogで、曲がLady GAGAのBorn this way という
   曲であることを知る。
 4.YouTubeで曲とCMを検索して、確かに1で
   かっこいいと思った曲がその曲であることを
   確かめる。
 5.YouTubeで検索していると、同じ曲を
   世界のいろいろなアマチュアミュージシャン
   (一般人)が、コピーしているのとかを見つける。
 6.東南アジアっぽい顔立ちの10歳ぐらいの女の子
   ラテンっぽい20歳ぐらいの女の子など、
   みんな本物と比べればそりゃ上手くはないけど、
   この曲が好きだっていう気持ちが伝わってくる。
 7.歌詞のサイトに飛んで歌詞を見ながら、聞いてると
   なんだか感動してくる。
 8.電車でも聞きたいと思って、XperiaでMP3を聞く
   方法を色々しらべる。
 9.結局あやしいアプリをいじってたら、ダウンロード
   できてしまった。
 10.ヘッドフォンで何度もきいてたら車でも聞きたくなる。
 11.カーナビのマニュアルを読んでどうしたらいいか考える。
 12.結局CD買うのがいいかなという気持ちになって
    HMVでシングル購入。
 13.ちなみについでにExpress Yourselfも車で聞きたくなった
    のでマドンナのベストCDも一緒に購入。

いやー。まさにAISASでしたっけ?サーチして引っ掛けて始めて
購買意欲がわいてくるというやつですね。

しかしすごい。10年以上ぶりに若い音楽を買った・・

ちなみに、上記過程の2-4ぐらいのところで
ネットでLady GAGAやらこの曲やらのことを調べたのだが、

 ・結構売れてる
 ・マドンナのパクリだという批判が結構強い
 ・というかみんなExpress Yourself に似ているといってる。
   (やっぱりかw)

まあ、確かに似てるかなとは思うけど、僕はあれはアリだと思う。
以下そのことについて書いてみる。

まずビジネス的にみたときは、
前述のように、僕みたいにGagaをきっかけにマドンナの
CD買っちゃう人が一定数はいる気がするわけで、
「パイを奪い合う」構図にはなるまいと思うこと。

 #みんなが「似てるよね」なんていうことを話題にすれば
 #するほどおそらく双方にメリットが出る。

なにせ、自分は「似てる」ということで久々に聞きたくなって
結局マドンナのベスト(3500円)をついでに買っちゃってるのだ。
本当に買いたかったGAGAのシングルはたったの800円だったわけで、
ここだけみれば、マドンナがGAGAにお金を払うべきなん
じゃないかとすら思う。

それと、創作のあり方(パクリ云々)に関する態度としても
実は個人的には問題を感じない。

学生時代にそこそこ本気で音楽を
やっていた時の僕だったら、どうだったかわからないが、
いまや僕は完全に音楽を受身で享受するスタンスの人間だ。

そこには「ただ心を動かしてくれる音楽を求める」
という「本当に純粋な気持ちだけ」が存在している。

 #実は音楽をつくる側の人の多くが忘れがちな、
 #なかなか貴重なマインドだろう。

で、こういう「純粋に音楽を愛する魂」からすると、
著作権やら知的財産云々なんて実はどうだっていいんだよね。

音楽やその周りでメシ食う人が騒ぐのはわかるし、
15年前の僕のように音楽通を気取ろうというような邪念
がある若者だと「なんだよ、パクリじゃねーか、駄目だな」
なんて思ったりしたわけだけど、今の僕は、

 ・どんだけ心が、体が動くか、
 ・どんだけ歌いたくなるか、
 ・どんだけ聞きたいと思うか

という純粋な受け手の気持ちしかない。


すると、Madonna のExpress Yourselfと
GagaのBorn this way の優劣やらパクリパクラれは
どうでもよく、聞き比べて楽しむことが可能な
2曲の音楽になるだけなのだ。


音楽の歴史はパクリの歴史といったら
いいすぎかもしれないけれど、
http://kuzunoha.kantate.info/bagus/classicalmusic_005.html
例えば僕が知っている中でも、Vivaldiの四季の冬の有名な2楽章
Largoのメロディは、実は20-30年ほど前の同じイタリアの作曲家
であるCorelliがつくったとされるある曲とほとんど同じらしい。

音楽に限らず世の中に純粋な創作というのは
ほとんど存在せず、創作とは見方を変えれば
すべてパクリの組み合わせなのだという考え方があるけど、
僕にはこの考え方にある程度納得している。

Born This Way をパクリだといって、これを楽しむことを
放棄してしまうのは、実は著作権やら知的財産やらという
社会の枠組みにとらわれちゃって、本質である「音楽」
の楽しみにリーチできないという、勿体ない話なんじゃないかと思う。

Born This Way の Country Road Versionを聞くと、この曲の
メロディが実はカントリー調の音楽としても成り立つという
発見がある。おそらくExpress Yourselfのメロディではこういう
アレンジはちょっとつらいだろう。
これはBorn This Wayが単純な劣化パクリではなく、
そこに新たな価値や可能性が乗っているひとつの証明だと思うのだ。

無論そんなまどろっこしいプロセスを経なくても、
バックのワイルドに歪んだシンセや、単純に歌詞が
伝えるメッセージも、さらにいえば背景にある
「音楽の魂」がぜんぜん違うわけで、それだけでも、
コード進行やらメロディが似ているからといって
この曲を「単なるパクリ」で片付けるのがいかに勿体無いか
を雄弁に伝えていると思う。

ひとつ面白いなと思うのは、au/KDDIのコマーシャルが
XOOMのCMにこの曲を持ってきたということ。

さっき、この曲が「パクリと創造性に関する議論を
喚起する力」を持っているということ、そして
「表面的なパクリ」とは対照的な「創造の魂」について
書いたわけだけど、まさにこのXOOMって製品は、
この曲そのものなんじゃないかと思えるのだ。

XOOMは、ITあんまり知らない人から見たら、たしかに
1年前に出たiPadのパクリやらiPadもどきという表面的な批判に
さらされる。

でも、ちょっと聴き込めば(使ってみれ)わかる、
Android3.0 タブレットの切り込み役としての革新性や、
総Apple化で無個性化する世界に対する反骨の「魂」、
そして多様性賛美のメッセージがそこにある。

自分は2週間弱(米国発売3/27, 日本4/8)が待てず、
米国AmazonからXOOM買っちゃったけど、
CMにBorn this wayを選んだAU/KDDIの心に「いいね!」
って思うし、付属品の類は今後AUから買おうかなと思う。

今や、なんだかGagaのあの曲のCMの商品を持っていることが
自分に恍惚的な感情をもたらしている。

XOOM万歳, GAGA万歳だ

追記: あとでちょっと調べたら、AUはXOOMだけでなく、
     全般的に最近GAGA使いまくりなのね。。 
     Docomoユーザなので、これまで興味なかったらから全然スルーしてたw

Haruya's Violin

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