カテゴリー「文化・芸術」の5件の記事

2011年5月18日 (水)

バイオリンが戻ってきた

横浜のクロサワ楽器に修理に出していたバイオリンが戻ってきた。
指板が下がってしまって弦高が高くなりすぎていたためだ。

調整には2万1千円かかったが、
弾きやすくなったし、音もよくなった気がする。

中学生のころから今までずっとハイポジションは苦手でうまく音程が
取れないのだが、今大人になって冷静なエンジニアとしての目で
分析すると、原因は以下だと思うのだ。

 1.当時から楽器の調整ができておらず弦高が高すぎた。
    → そもそもふつうの力じゃ弦を押さえられない。
    → ろくな音がならない。
    → 練習する気すら失せる。
 2.上記の流れのなかで、まだ、ハイポジションでは、
   どこを押さえるとどの音程が出るか頭の中にマップが
   できていない。

先日、ネットで「あるべき弦高」の情報として、指板の端で、

 E線 2.8~3.5mm / G線 4~5mm なんていう情報や
 E線 2.3mm / G線 3.3mm       なんていう情報があった

のだが、自分のバイオリンはE線で5-10mm G線では10-15mm 程度であった。
調整してもらって、 E:3.0mm, G: 5mm になって戻ってきた。

まだ、技術の問題として2の問題は解決していないが、
1の問題は解決し、E線8ポジションなどの音が、
普通に小指でおさえてビブラートかけてちゃんと響くようになったのが超うれしい。

。。というか、この問題って、

 「俺の25年を返せ(笑)!」といっても過言でないような問題に思える。

今、冷静なエンジニアの目で考えたとき、
調整されていない楽器でハイポジションの練習をするのは、
竹槍で飛行機を落とそうという行為に近いとおもうからだ。

 #純粋に才能の問題であって楽器のせいではないという可能性も
 #当然ちゃんと吟味しているが、やはり未調整楽器は根源的問題になると思う。

昔の状態の楽器でハイポジションをひくときは、
左手の指に超力をいれて押さえても、小指では絶対に指板につくまで
弦を押し込めなかったし、薬指を添えて手がつりそうになりながら
押さえてやっとまともな音が出る感じで、それでは明らかに
速いフレーズは弾けなかった。

ちなみに、実は妹の楽器は先日までは僕の楽器よりもさらに弦高が高く、
音はいいのに、超弾きづらいとおもっていた。

25年前、当時周囲に先生含めて、弦高云々をちゃんと考えて
アドバイスしてくれる人はいなかった。僕ら子供は与えられた楽器を
「そういうもんだ」と与えられらものとして練習するしかなかった。

中学・高校時代の部活の仲間うちでも、残念なことに
弦高云々を一緒に語ったりすることはなかった。

だけど、これからバイオリンを始める息子には、
こういう目にあわせないぞと思う。


ちなみに弦高は低ければよいというものではない。
弦高を低くすると、音がビビりやすくなったり、
D線、G線の音の響きというか深みというか、それが
浅くなる傾向にあると思う。

これは高校生のときから始めたギター(エレキ)でも同じだった。
速弾きをピロピロやるためには弦高を低くしたほうが有利だけど、
リフひくときの音が軽く薄っぺらになっちゃうのでほどほどにという
力学があったそれと全く同じ原理だなぁと思った。

 #ちなみに、あんまりハイポジションいらないバロックバイオリンでは
 #モダンバイオリンよりも弦高高くするみたいですね。
 #(ハイポジション弾けないから)もっぱらバロックしか弾かない私にとしては、
 #さらに迷いが増しますね。。 まあ、音が気に入る限りにおいては、
 #ハイポジション弾きやすいほうがいいかな。

 #これも、速弾きピロピロメタルじゃなくて、たとえばエアロスミスとか
 #ロックっぽさというか、ギターの音の味を出すスタイルをやるときは、
 #弦高を上げてたってのと同じかな。
 
まあ、そういうわけで実際のところ、「俺の25年を返せ(笑)」ってよりは、
すごく弾きやすくなったのでうれしいなってとこです。

参考:
  http://www.geocities.jp/motowork/piyoyo_gakki//faq/change_strings.html  
  http://junseki.blogspot.com/2010/07/201073.html

2011年5月12日 (木)

電子ピアノ: CASIO PX-7WE

はるくんがバイオリンをはじめるにあたり、
誰かが伴奏を弾いてあげられると、やる気UPになるだろうということと、
Kちゃん(妻)が、昔鍵盤をならってたこともあるということで、
子育ての合間に時々ピアノが弾けたら嬉しいななんていうので、
電子ピアノを買うこととなった。

5月8日(日) 連休最後の日。横浜ららぽーとの島村楽器で
         CASIOのPX-7WEというモデルを購入。
         ¥69,800 価格コム最安値と同じ値段で、
         おまけにヘッドホンがついてきたのでよしとした。
 
5月12日(木) 家に届いたので必死に組み立て。


電子ピアノは安いものから高いものまでいろいろあって悩んだが、

  ・ ピアノを習わせるわけではないので、クラビノーバクラスはいらない。
  ・ でも、もしピアノにも興味がでたら、そこそこ練習できなくもない
    ものがいい。
  ・ 狭い部屋なので小さいほうがいい。
  ・ 基本白色とパイン材の色の部屋なので、明るい色のピアノがいい。
  ・ 安い電子ピアノの中ではCASIOはお買い得
      (YAMAHA等他メーカとちがって、高い電子ピアノをつくって
       いないので、この価格帯でも本気を出している。)
  ・ 伴奏が主目的でありつつ、基本僕は鍵盤はろくに弾けない一方、
    コンピュータやら打ちこみやらの経験は比較的ある。
  ・ MIDIもいいが、いまどきはPC側はどっちしろUSBなので、
    USBでPCとつなげられたほうが配線もすっきりしてよさげ。

ということで、このモデルとなった。


本当は妻が弾くために買ったピアノなのだが、セットアップしたところ
自分が(弾けないけど)弾きたくなってしまった。

先日はるくんのために新たに購入した
スズキのバイオリン教則本1巻のピアノパートを譜面台にたて、
「キラキラ星」を練習しまくってしまった。

時々間違えるものの、そこそこ弾けるようになった。

 #ちなみに、スズキのバイオリン教則本(1巻)は、
 #32年前、僕が5歳のときつかっていたものもある。
 #
 #当時、家に母の使っていた昭和20-30年代の
 #第1巻もあったのだが、結局、僕(と妹)のために、
 #新しい1巻を買ってくれてそれを使っていた。
 #
 #そこには、当時僕が書いた落書きやら母が書いた
 #先生からのアドバイスなんかか書き込まれていて、
 #今見ると、色々と味わいがある。
 #
 #そういうわけで、3代目のはるくんにも、やっぱり
 #新しい第1巻を買うことにした。
 #
 #僕のころは、レコードだったかソノシートがついていた気がするが、
 #今のはCDがついている。

ピアノできらきら星がある程度弾けるようになったので、
つぎはバッハのメヌエット1番。

ハープシコードの音にして弾くと、なんだかかっこいいから、
これもを練習しまくって、あとちょっとでひけそうだ。

2011年5月 7日 (土)

横浜、楽器屋めぐり

はるくんのバイオリンを準備すべく、楽器やをめぐった。

分数バイオリン(子供用の 1/8, 1/10, 1/16サイズ)を扱っているところ
ということで、以下をめぐり、

 仲町台: L-Flat http://l-flat.co.jp/room.html
 市が尾: カンタービレhttp://www.e-cantabile.com/

また、伴奏用の電子ピアノの調査ということで、

 ・横浜ららぽーとの島村楽器
 ・センター北あいたい内の島村楽器

を廻った。 バイオリンの店2軒はどちらもよいお店で、
今後お世話になりそう。

ピアノは、最初ららぽーとにいったのだが、
目当てのKORGのLP-350というもの置いていなかったため、
展示のあるセンター北のお店を紹介してもらっていってきた。

実物をみて結局、Kちゃん(妻)が、以下コメント。

  ・蓋を開けるために、ピアノの上においてあるものを
   すべてどかさなくてはならないと、結局蓋をあけず、
   ピアノがただの机に成り下がる。

  ・今後はるくん(息子)やその友達が、汚れたてで
   べたべた触ることを前提に考えると白い楽器は考え物だ。

うーむ。さすがだ。説得された。ということでLP-350はやめ。

2009年3月14日 (土)

宇宙戦艦ヤマト in ららぽーと

先日、ららぽーとから、DMが入っていた

ららぽーと(横浜)2周年ということで、宇宙戦艦ヤマトの
テーマを歌っているささきいさおさんが、店内で
ミニコンサートをするというではないか。

自分は、別に、宇宙戦艦ヤマトの熱烈なファンというわけでも、
ささきいさお氏のファンというわけでもないのだが、
昔きいたヤマトのテーマは大好きだったし、
大学の頃カラオケでよく歌ったりもしてたし、
先日氏が私と同じ中学・高校の先輩であるということを知ったりもして、
「結構気になる人」であり「歌」であった。

そういうわけで、本日、ららぽーとにいってきたですよ。

渋滞やら駐車場まちで、開始には間に合わなかったけど、
銀河鉄道やらヤマトやらのテーマを聞くことができて、嬉しかった。

2005年3月 6日 (日)

エスプリへの憧れの芽生え

昨日、本を4冊買った。
退屈な日常からの逃避のためだ。

NamcoのRPG、テイルズオブデスティニー2 だったかな?

どこかの町のアカデミーの学生がこんな台詞をしゃべる。

「人は試験など重大な出来事の前に、
 その出来事から逃避しようとするエネルギーを持つようになる。
 そして、その逃避のエネルギーは出来事の重大さに比例して
 大きくなり、時には自分では信じられないような、
 とんでもないことをする決断をさせるような
 大きさを持つこともある。 そうだ!この力を
 逃避エネルギーと名づけよう! 逃避エネルギーを
 何か有効に活用することはできないだろうか。。」

こんなことを試験前に考えていること自体が逃避であるという
自己記述的論理の面白みもある、印象深い一節だ。

さて、私に昨日内発した逃避エネルギーは、
本の大量購買という形で現れた。

いや、これまで蓄積された逃避エネルギーが、昨日、
旭日屋書店で好きなだけ立ち読みできるという
状況触媒によってこのような形に変性したのかもしれない。

とにかく、いっぺんに本を4冊も買ってしまった。
総額106ドル。(1万円強)

4冊なんてたいしたことないじゃないかって?

読書家諸氏にとっては、4冊はたいしたことないだろうが、
自称ゲーム野郎の私にとっては異常な現象である。

その中で現在一番私の中でヒットしているのが、
掲題の「なんだこりゃ!フランス人」(テッドスタンガー著)である。

笑いっぱなしである。
ひとり、ニューヨークミッドタウンの高層アパート38階の
静かな部屋のベッドで声を出して笑っている。

その客観的にみて寂しい行為に対し、普段なら、
わが主観は無意識に引っ張られ、
「ひとりで本読んで大声で笑うのはおかしい。
 不健全だ。」というなどという決断が人格議会で
可決され内部人格統制のもと笑いは声にならない。

しかし、今回は驚きだ。自己制御フォードバック回路は
機能しなった。ひとりぽつんとベッドで大声で
笑い続けてしまった。

私はエスプリが好きなのかもしれない。

しかし、まず断っておこう。
私はエスプリなんていうおふらんすな言葉とは基本的に
縁がなかった人間だ。私のアクティブボキャブラリに
エスプリという言葉は存在しない。パッシブボキャブラリにも
「えっと、風刺みたいなそんなん?」ぐらいの関連付け
しかされていない。

当たり前である。私は土木工学を学び、
現在システムエンジニアをやっている日本人である。

エスプリなんて言葉は、世界の真理に近づくという
人類の目標達成に何も寄与しない、理系人間には
興味をもてない概念である。

具体的には、高校の時フランス語をはじめとした
学業が優秀でポワティエに留学し、その後
東大文IIIにいった親友T君の専売特許だと思っていた。

 #そのころ、ちょっとした憧れでフランス語を勉強したが、
 #ドイツ第3帝国やファシズムに間違った恍惚を覚えた若者は
 #大学の教養課程ではドイツ語を選択した。

実際、さらに告白すれば、これを書く前に私は、
エスプリってなんだっけと思ってGOOGLEでエスプリと
カタカナで打って検索をかけた。

陳腐なブティックやら料理店の嵐(*)の中から
やっと外語大の学生のゼミだかなんだかのログのようなページを見つけ、
エスプリという言葉の意味を理解するきっかけを得て今、
恐る恐る初めてここにエスプリという言葉をカタカナで
打っているのである。

*)注
  #日本の文系学問の貧弱さの表れであろう。。
  #国立大学仏文科の人間および卒業生よ! 何をしている!
  #なぜ「エスプリ.net」みたいな名前の日本語ホームページがない!
  #君たちに使われた税金を社会に還元するのは
  #君たちの責務である!

ということで、私は、
正直エスプリなんていうものから一番離れたところに
すんでいた。。というわけだ。

そんな私が、今なぜ「エスプリ」なのか。

いや、この本が面白いと思ったからだ。

私は日本のテレビをにぎわす
日本のお笑い文化があまり好きではない。
ボケ・ツッコミ・・etc. どうもなじめない。

お笑い系コミュニティ(飲み会等)に時々参加
せねばならぬときがあるが、正直疲れるだけで
ぜんぜん面白くない。和をもって尊しとなす
日本男児である私は、そりゃ合わせますよ。
周囲のムードに。でもそれがとても疲れるのだ。

あの、ボケ・突っ込みなんちゃらというのは、
間が大事である。非常に時間にシビアな、
高速頭脳をつかう知的かけひきであることは認めるし、
文化として面白いとは思わなくもない。そうでなければ、
大学&大学院の8年間、常に関西的笑いを追及している人間
だらけのJazz/Fusion系バンドサークルに参加し続けることなど
不可能だったはずだ。

しかし、やはりあれは
なんというかエレガンスに欠けるというか、
大阪的関西的商人的下賎なものだと、
西東京の農民の末裔はどこかで感じてしまうわけだ。

だから、そんな頭をフル回転させて間を追及する気には
なれないのだ。 

 #やってみようとおもったこともあったが、
 #上手にできなかったことは実は秘密である。
 #また、これまでお付き合いした数名の日本人女性は
 #みな関西の人であった。。なぜだろう。。

日本でテレビをつければ、またNYでも朝の7時~8時に
あるチャンネルをつければ、笑いはあふれている。

しかし、その多くは
この手の洗練や美という言葉とは
かけ離れたものである。

そう、
私は私が心から笑える真のエンターテイメントに飢えていたのだ。

そして、そこに現れたのがこの「なんだこりゃ!フランス人」だったのだ。

エスプリは大阪商人の下賎なお笑いとは違う。
エレガントである。
何せ、おふらんすである。そう、エレガントな私が
心から笑えるのは、エスプリなのであるw


まず、読んでいて思う。日本もいっとき一部アメリカ人や
ヨーロッパ人に変な国扱いされていたが、

なーんだ、どこも変じゃねぇか

と。。


また、この本の副題、「駐仏アメリカ人が見たフ・ラ・ン・ス」
そして、帯に掲げられたキャッチコピー

---------------------------------------------------
アメリカ人を悩ます不思議の国!
時間は守らず、食べ物に異常な執着を見せ、自らの責任を絶対に
認めようとしないフランス人。国中いつもストだらけで、日曜日は
買い物もできない!

2003年フランスでの大ベストセラー
待望の日本語訳!
---------------------------------------------------

あはは、なーんか、駐アメリカ日本人である僕が
アメリカおよびアメリカ人に対して思っていることの半分
ぐらい言ってくれたねぇ! という感じだ。

しかし、この本のステキなところは、悪口ばかり言いつつも
作者がフランスに対して大きな愛情をもっていることが
はっきり分かるところである。

とことんこきおろすことがこんなに面白く、ステキな
愛情表現になるなんて!

ひょっとすると、私はこのエスプリという愛情?表現のすばらしさを
この本に教えられたのかもしれない。

本ブログで私もアメリカというこの愛すべきわがままっ子に対して
ありったけの愛情表現をしたいものである。

ただし、

エスプリという言葉をカタカナでGOOGLE検索しているのが
現在の私である。

エスプリの効いた粋なつぶやきははるか先の、
ひょっとしたら永遠にかなわない夢かもしれない。

西東京カローラの赤白の看板が並ぶ新青梅街道や、
滝山団地に春一番で舞う近所の畑の砂埃に
郷愁を感じる人間である。

田無のスカイラークで、冷めたハンバーグにつぶやく
愚痴のようになってしまうか、東久留米イトーヨーカドー
で買った”イタリア製”スーツを着て、公民館の
クラシックコンサートの帰りに狭山そばで彼女に語る
愛の言葉のような、そういう臭いのする文章になってしまうのが
きっと現実的なところであろうw

Haruya's Violin

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