本日は、山梨県にある伯父の別荘にて小さなレイズドパネル製作にチャレンジした。
伯父は50年前ぐらいに別荘を建てて若いころはそこを活用して色々と人生をエンジョイしてきたようだが、数年前に免許を返納してしまってからは、なかなか行けなくなってしまい管理ができなくなってしまって色々困っている。
そのため、今回私が運転手的にお連れするというのが第1のミッションである。しかし別荘どころか自分の家が全く完成せず家族に多大な迷惑をかけている私自身はDIYリフォームの手を休めるわけにいかないので、伯父が家の中で片付けなどをしている間、家の前のスペースでトリマー作業をするというのが本日のプランだ。
レイズドパネルってのは、Raiseされた Panel ということで、私的には半年ぐらい前の腰壁DIYの中で覚えた言葉なんだけど、西洋のドアとか家具・腰壁などで昔から採用されているデザインのパターンのひとつのようだ。
Recessed Panel (ひっこんだパネル)とかとセットで Raised Panel という概念も覚えたのだけど、Raised Panelは難しそうだということもあり2階の腰壁DIYには採用せず、Recessed Panelで設計・施工したという経緯がある。
ではRaised Panelとはどんなものかというと・・、はい、DIY初心者のつくったちっこいレイズドパネル(本日の成果)をみてください。
じゃーん。こういうやつですよ。よく家具とか扉とかであるでしょ?
でも、これは真ん中のパネル部分のバリがヤバくて品質的に問題アリと言わざるを得ない・・ ですね。
レイズドパネルは、いわゆる日本でも古来からある「かまち組」というやつの中に、出っ張ったパネルを入れるやつのことで、理想的にはルーターという機械で作るべきもののようだ。
だけど自分はルーターはもってなくて、今持っているのは「トリマー」というちょっと似てるけど微妙に違う機械(ルータと比べて回転が高速で力は弱い)。ルーターも購入するかどうか、だいぶ迷ったんだけど(まだ迷ってる)、高いしかさばるし、一生の趣味にするつもりというわけではなく、自分の家を作り切ったらもうやらない気もするので、トリマーでなんとか誤魔化せないかなというのが目下の関心事である。
レイズドパネルを構成する、周囲の「かまち組」自体は、UMANORIビット というやつでいけそうだということで、事前にこれを買って家で端材で練習済みだ。
今は30cm角の扉が作るべく、先日若葉台のユニディで購入・カットしてもらったラジアータパイン集成材の材料を持ってきている。
60mm x 300mm x 18mm (縦框 Stile 用)
60mm x 190mm x 18mm (横框 Rail 用)
6cm x 2 + 19 cm = 31cmだけど、框組で重なりあう部分があるので、横幅は30cm以下になる。
トリマーをトリマーテーブルにセットして慎重に削って溝をつけていく。ここまではうまくできた。
問題は、中央のパネル部分だ。190mm x 190mm x 18mm に切った材をまずはUMANORIのRail Bit で削って、差し込む部分を作る。そして、Vertical Raised Panel Bitと同じ考え方で普通のビット(写真に出ている赤いやつ)を使いつつ材料を立てながら削るというやり方をした。
そうしたら予想外の事態となりなかなかうまくできなかった。
おそらく固い木ならばここまでひどいことにならないのだろうけど、今回の材はパイン集成材。やわらかい木なので、けずりっていくと、バリバリと木目にそって割れて行っちゃったのだ。
これは失敗か・・とも思ったけど、あとでやすりやパテで補修すればいいかなと思って最後まで削ってみた、というのがこの写真の状態。
ちなみに、こちらが本日の作業スペース。いつも使っています、2000円ぐらいで買った安い折り畳み作業ベンチです。このときは、山のふもとで買ったサンドイッチやお茶をおいてランチテーブルとしてつかってますね。車のトランクを椅子として使いつつ。
ついでに息子には駐車スペース周りに溜まった土やら雑草の根などを掃除する仕事をしてもらいました。
なぜか、メチャメチャツボにはまったみたいで、「楽しい! 楽しい!」といって土をかいてくれました。
何が楽しいのだろう。力いっぱい、根っこをちょん切っていったりすることで破壊の衝動が満たされてストレス発散になっているのか、ただ単に体を動かすのが楽しいのか、すっきりキレイになっていく様が楽しいのか。まあ、土をかいただけだとあまりキレイになった感はないはず。普段ろくな運動していないので、たぶん体を動かして何かをするということ自体が楽しいという要素が強いんだろう。
帰りに、伯父さんお気に入りの中華料理屋さんでご飯を食べようと立ち寄りました。が、さすが連休中いっぱいで全然入れず、あきらめて帰りました。
帰り道、渋滞を避けようと山中湖・道志道まわりで帰ろうとしたところ、判断ミスで4時間かかってしまった。
山中湖を時計回りに回ればまだよかったんだろけど、反時計回りに回ると最後の信号がヤバいね。
後日
5/7 ウッドパテで木が割れて汚くささくれ立ってしまっていたところを補修した。 おー。わるくない。(写真をクリックすると拡大するので、みてみてね)まだ補修しきれてないところあるけど、上の写真と比べると、いいでしょ?
ってそもそも木目がカモフラージュ効果を出してしまうので、よくわからないってのがあるんだけどね。
3Dでみると、人間の目ってやっぱり、でこぼこか直線/平面かを一瞬で判別するので、でこぼこしてると「なんか汚いな」って印象を直感しちゃうように思う。ウッドパテ偉大だ。
5/13 ミルクペイント・スノーホワイトで塗装したのち接着剤をつけて固定。気分は家具職人。
というかDIYも色々あるけど、本当にこの作業は家具系だよなとおもう。このスキルを磨いて1Fダイニングの引出収納とかをつくっていけるかどうか。自身のスキルアップが大事だ。この作業でどれだけ学べるか。
とりあえずクランプは、奥のプラスチックの手軽なやつと、手前の金属の本格的な奴両方買ってみたけど、加工精度上げていくには金属のやつだなと思った。もう一つ買わないと。
5/15 ドリルで穴をあけて、予め多摩境のカインズホームで買ってあった取っ手をつけた。なかなかコーディネイト悪くないかな。。
苦労して作ったパネルに位置決めして穴開けるの、ちょっと億劫になったね。何事も、「やったことないことをする」ってのは自信が持てないから億劫になる。そこを乗り越えていくと、次からは「やりゃいいじゃん」と、いきなり余裕がもてるようになる。これが「学習」とか「成長」というものの本質だと思う。
自分の場合、余裕かましすぎて工数0でできる気がしてしまうところまでいってしまって、何度もヒドイ目にあっている。思考がデジタルすぎるんだろうな・・自分。DIYやっていると作業しながらそんなことを考えたりして、色んな学びがある。
意味もなく2F洗面台の横に置いてみる。いやいや、コーディネイト確認さ。うーん。いい感じ。ちょっと加工精度が低いところもかわいく思える。自分でつくるお好み焼きが美味しい気がするのと一緒・・なのか?アンティーク風に汚す塗装はしない方針。妻がそういうの嫌いみたいで、僕もべつに今のところそこまで関心がないから。ほっといても汚れるでしょみたいな感じにおもっていて。
このあとこれを、トイレの上のエアコン隠蔽配管接続スペース兼トイレットペーパー第3収納(最悪の事態を避けるための3重化だ。エヘン!)に取り付けなくてはならない。それ、やったことないのでまた億劫になるんだよね・・ しばらくはこうやって眺めてにやにやしておこう。家はいつ完成するのか・・
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