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2022年8月11日 (木)

リビング天井DIY防音作戦: 2F床裏への質量付加

昨晩、ずっと悩んでいて疲れて寝てしまった。今朝も悩んでいた。

悩みは現在DIY工事中のリビング天井についてだ。

日本ツーバイフォー建築協会が出している「枠組壁工法床遮音工法ハンドブック」を見ていて、天井根太構造を維持することと、1F天井懐に吸音材を入れることの重要性を再認識できたまではよかったのだが、P25の左下にあるTYPE42 という施工をすべきではないかということが頭によぎって離れないのだ。

Type42 つまり、2階の足音等重量衝撃音防音のために、25mm厚の硬質木片セメント板 を2枚重ねて二階床に下から貼り付けることによって、質量を付加+曲げ剛性を増やしてやり、衝撃音の発生自体を小さくしてしまうという作戦を実行すべきなのではないかという悩みだ。

しかし、問題がいくつかある。そもそも硬質木片セメント板 なんてものを私は見たことがない。当然検索してどんなものかを見たりはしたけど、ホームセンターで売っているかというとあやしい。私はただのDIYerでありプロではないのでホームセンターやモノタロウ, Amazon, Rakutenなどで買える素材以外は基本扱えない。で、デカいものは通販だと送料が結構かかったりするし、ホームセンターから買ってくるにしても、軽トラを借りないといけなそうだし、遠いホームセンターだとめんどうくさい。



仮に入手できたとして、価格がどうなるか。あまり値段がかかるようだと実行する気になれない。なぜなら効果に確証が持てないからだ。調べてみるとやっぱり結構お高い。石膏ボードぐらい安ければいいのだが・・

そして硬質木片セメント板を天井裏・2階床裏に貼り付けるにあたっては、まず適切なサイズに切らなくてはならない。そもそもセメント云々いっているものが私に切れるのか? 「なんか怖い」ということで丸のこを持っていない、ライトでチキンなDIYerである私にはそれを適切なサイズに加工することができるようになるか非常に不明瞭である。

Type40 しかし、だからといってすぐにあきらめるほど私はあきらめが早くない。P25の記述によると、TYPE40にあるようなALCなるものを床上に敷き詰めてからフローリング施工するのとほぼ同等かそれ以上の効果があるように読める。二階足音防音のために100万近い投資をしてALCを敷き詰めて効果を実感している方のブログなども見ている。そしてポイントは床への質量付加で駆動点インピーダンスを上昇させ(ルートで効く)それにより足音そのものを小さくするということだという原理が頭の中でイメージできてる。先日苦労して石膏ボードを落として、今はグラスウール・ロックウールをタッカーで留めただけの状態。グラスウール・ロックウールをはずすのは造作もないが、キレイに天井に蓋をしてしまったらもうこういう防音施工はできない。



硬質木片セメントのいいところは恐らく、「重い」ということなのだと思われる。それとヤング率とかビス保持力とかその辺なのかな・・ だけど、とにかく重さであれば、石膏ボードでもいいのではないか?事実、足音防音のために、床上に強化石膏ボードを敷くような工法もそこそこなされているわけだ。

それで強化石膏ボードについても調べてみた。スーパーハード。比重はふつうの石膏ボードの約2倍。なるほど。

しかし、それを買おうと検索すると、まずどこのホームセンターでも売っていなそうであるのに加え、モノタロウでは120枚で20万円弱という売り方がなされている・・そういう文化(プロ専用)のようだ。

比重でいうと、以下のような感じのようだ。

  • 合板:  0.5
  • 普通石膏ボード: 0.7
  • 硬質木片セメント: 0.9
  • 強化石膏ボード: 1.2

強化石膏ボードが入手できれば理想的のように思える。しかし、もうちょっと調べてみると、施工が難しい(切ったり、ビス打ったり)ような風にも読み取れる。

まあ、比重でいえば、確かに多少不利ではあるけど、桁が違うわけではないし硬質木片セメントとの比較でいえば20%差ぐらいだ。じゃあ普通の石膏ボードでもよくないか? 

「あ、ところで2x4の本場アメリカなど海外ではどうなんだろう」

そんなことが頭によぎり、英語で検索してみる・・とこんな情報がでてきた。

めっちゃ普通の石膏ボード(drywall)を2階床裏に貼ってるやん。ヨシ。

で、なんだこのGreen Glueって?

検索してみると日本のアマゾンでも入手可能なようだが、高い・・調べてみると向こうで防音工事する人達の間で色々と話題になっている接着剤のようだ。さらに調べてみると・・やっぱり出てきた。

要するにこのGreen Glue 「音の振動を熱エネルギーに変える画期的接着剤」とかアヤシイマーケティングしている時点で、特別な価格が乗ってることが容易に想像される。どんな接着剤だって多かれ少なかれ音の振動を熱エネルギーに変えているわけで、似たような物理特性の普通の接着剤で代替すればその特別なコストを払わずに済むはずだ。

そういうわけで 「屋内・屋外用カーペット用接着剤」のようなものが良いようだということが分かった。日本でこれを入手するのはどうしたらよいだろうか。できれば最寄りのホームセンター「くろがねや」で手に入るやつがいいな。

ちなみに、石膏ボード・タイガーボード本家の吉野石膏さんからサウンドカットなる接着剤も出ているようだ。これがいいんじゃないの?と思うけど、現時点ではなかなかちょうどいいサイズのWeb販売はない模様。大規模ホームセンターに売っているかも極めてアヤシイ。

ちなみに、石膏ボードの接着というと日本ではこういう感じらしい。

じゃあ、いったん木工用ボンドでつけとこうか。少なくとも1枚目は2F床合板につけるわけで、プライマーとか面倒だし木工用ボンド+ビスうちで純粋な質量付加を狙うのがいい気がする。そのうえで2枚目以降はGreen Glue代替接着剤で接着してダンパー的に振動を吸収してもらう感じかなぁ。

後日記

結局Green Glue代替にはDCMシリコーンシーラントを使うことにした。安いということとすぐに入手可能といことで。そしてさらにその後結局、サウンドカットが入手する機会があったのでサウンドカット18kgを購入。これらハイブリッドで固体音対策をしていくこととした。

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