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2007年1月 2日 (火)

20.6 km/l達成

昨年4月1日から乗り始めた
私のかわいいマイカーちゃん。
シビックハイブリッド

一般的には燃費がいいってことが
大きな魅力であるはずの車である。

実際コマーシャルでも、公称29.5km/l
という鬼のような燃費を誇らしげに
謳っているクルマである。

しかし、私のこれまでのドライビングの成果は
なんと12-14km/lぐらい。

しかし、
「いいじゃん、いいじゃん
 普通の車よりは燃費いいんだしさ~」
って感じで、この数字に大きな不満はなかった。


なぜなら、燃費が犠牲になることは折込済みで、
見た目だけのためにエアロパーツをつけたり、
最初から履いている軽くて空気抵抗の少ない
「ハイブリッド専用アルミホイール」をはずして
わざわざガソリン車用の重いホイールを
つけてしまったり・・・

そういうことをしていたからである。

とはいうものの
一抹の寂しさも感じていなかったかといえば
それはウソになる。

リッター20キロとか、そういう
ハイブリッド車ならではの世界を
味わうことへの未練はやはりあった。


しかし本日、ついに私も、その世界に
旅立つことができた。

三重県の四日市あたりから
静岡の三島ぐらいまでの道中で、
ついにリッター20.6キロメートルを
出すことができたのだ^^

この記録(たいしたことないけど)の意味について
少し補足しよう。

下り坂とかで短い区間でならば
燃費50km/l以上とかも出せるわけで、
ちゃんと長距離(例えば百キロ以上)
走って出す記録に意味がある。
今回は、三重から静岡まで250キロ以上走って、
その平均燃費が20.6km/lだったという
ところに意味があるのだ。

ホイールやらエアロやら、
燃費悪化要素をこてこてつけちゃったけど、
運転技術でがんばれば人並みの燃費でるじゃん!

ちょっと嬉しいぞ!

F101005820.0キロ達成の瞬間

ガソリン入れて走り出して、
しばらく経っても19キロ台
キープできていたので
嬉しくなってがんばったら
20キロいっちゃった!
(名古屋のあたり?)

F1010038楽しくなって
そのまま続けてたら、
静岡の三島のあたりで
20.6km/lまで上がった。

しかしその後、
箱根の山登りをしたら
一気に18.8まで落ち込み、
下りで19.9までは回復したものの、
20km/lの大台にはついに戻らなかった。

F1010034自宅に着いたときには
19.7km/lになってしまった。

ていうか自宅の周り、
上りが厳しいんですけど・・
家の近くまで19.8km/lで
来れたんだけど、
駐車場4Fまで上がったら
0.1km/l下がった・・orz


F1010035今回の旅行全体
(横浜⇔大阪往復+大阪の中ぐるぐる)
では17.7km/l

往路が16.9km/lぐらいだったのに復路は20km/l近く出ていることを考えると、
私のアクセルワークは確実に改善したということが出来ると思う。


東名を使わずに一般道+バイパスでの旅だったが、
13:30に大阪出て、途中何度か休憩したり寝たり飯食ったりしても
23:30に横浜に着いた。
片道10時間で無理なくイケルってことだね。

今回の旅で、このクルマの特性が少しわかった気がする。

以下シビハイ燃費向上運転メモ:

・75キロぐらいでの高速クルーズの状態を保ってあげるのが重要かな?
 それ以上の速度だと燃費が落ちる。

・だから高速道路走るよりも一般国道のバイパスを走るほうが
 嬉しいことになる。(高速代もかからんし。)

・ていうか静岡県内の国道1号はスゴイ。
 バイパス完備!信号ないし・・ ホントすごい!

・CVTまかせの加速は回転数が無駄に上がりすぎて燃費が悪
 くなる気がする。だから、75キロまで加速するまでに、2~3回
 アクセルを緩めてATみたいに回転数を段階的に下げてやって
 加速しなおすほうが、良いような気がする。

・高速クルーズ時に気持ちアクセルを強めることでモーターアシスト
 をかけてあげることができたりすることがあって、
 モーターアシストゲージ3メモリぐらいまでは、高速クルーズモード
 を保ってくれてそう。
 高速クルーズの敵である「なだらかな上り」が来て速度が
 下がってきたときは、これを巧く使うと瞬間燃費計が20~25キロ
 ぐらいをさしたまま「ゆるやかな上り」をやりすごせたりする。

以上、すべて、ちゃんとは検証できず、よくわからないけど、
今日運転していて感じたこと。
とりあえず、メモしときます。

2006年4月 1日 (土)

シビッコ納車~

060401_112859_m

ついにきただよ、CIVIC HYBRID MX
ナンバー消すのなんか面倒だよ。
そのままのせちゃうよ。

ナンバーは見てのとおり、2525だよ。

にこにこ至上主義者としては、大満足だよ。
しかもひらがな1文字は「み」だよ。

「み」は、何の「み」だって?

そら、「みんなにこにこ」の「み」にきまってんじゃねぇか。


実際のところは、ここんとこ仕事が必死で
あっぷあっぷしてて、
人生ぜんぜんにこにこじゃなかったけど、
まあ、
どんな時も忘れたくない掛け声として、
にこにこナンバー
いい感じだよ。


ていうか、ホント、車うれしいよ。
おもったより、かっちょいいよ。

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なにより嬉しかったのはMyコダワリである
ガソリン1.8Sのホイール(+Moduloエアロ)が
期待通りいい感じだったこと。

いや、期待を上回るかっこよさ。


当初
 「燃費がさがりますので、あまりオススメはできませんねぇ」
なんていってた営業のKさんも、
 「いやぁ・・ いいですねぇ!」
と、いってくれたよ。

嬉しいじゃんよぅ~
うひひ

うれしくて、うれしくて、思わず保険に入るのわすれてて、
恐怖の無保険運転しちゃったよ。

あ、そうだ!大事なことを書き忘れてた。

★君は覚えているか?★

昔ゲーセンにあった、リターンオブイシターの中で、
Blue Knightっていう敵がいたのを・・

そして、見た目はすべて同じで
目の色だけが違って格段に強い、なんちゃらっていうやつがいたのも
覚えているかぁぁぁ~!

あれ、あいつ、なんか、
かっこよかったよな~!?


そうさ!
コイツは、まさにそのなんちゃらなのだ。

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色もホイールもガソリン車の1.8Sそっくりだけど、
ツノがはえていて、テールランプがLEDでちっこいスポイラーがついてる、
あたりでなんとか見分けのつく、ハイブリッドMXクラスなのだ!

ふふふ、
かっこいいぜ・・ 

能ある鷹は爪をかくし、そして、
私の「みんなニコニコ号」は、スーパースペシャル
最先端技術の粋が詰まったハイブリッド車であることを隠しているのである。

あぁ・・ 陶酔・・ 最高・・・

交差点でエンジン止まっちゃうよ。
ちっちっち、お嬢さん、
エンストじゃないよ。
これは、アイドリングストップだよ。。

ふふふ、この微妙さ・・
まさに私のための車、
にこにこ号・・


えっ?
本当にハイブリッドなのかって?

君!
疑っているのかね?

しょうがない・・
では、披露しよう!

060401_134434_m

左側に見える「バッテリーゲージ」と、
「電気つかってます/発電してますゲージ」、
そして中央に輝くIMAの文字!
さらに、atシフトがドライブポジションに入っていながら
エンジン回転数0となっている・・

ふはは、まいいったか!
正真正銘のハイブリッドなのだぁぁ!

いやぁ、まったく、まいったねぇ。こりゃ。
このゲージと瞬間燃費計、
運転中はついつい、ここばっか見ちゃうね。

回転数と速度ばっか見てる運転は、もう古い!
エンジンとバッテリーとモーターの相互作用を
ぴきぴき考えながら最高の運転するのが21世紀
スマートドライビングってやつなのさ!


しかし、初日のドライブの燃費は散々・・
花見渋滞と事故渋滞x2に巻き込まれて、早いときは1時間の道が
4~5時間かかっちゃったため、ななな、なんと、リッター10キロいかず・・
(普通なら20キロぐらいいくはず・・)

 めっちゃスマートじゃないです。。
 能ある鷹の結果とはとても思えないす・・;;

この悪燃費、9割渋滞のせいで、
ホイール+エアロ+へたれ運転者で悪くなってる分は
1割ということにしましょう。ハイ・・

5時間渋滞でクタクタになったあとで、
よる会社に出社せねばならなかったりして
客観的にみれば結構不幸な日だった気もするけど、
まあ、いいや、
2525号、うぇるかむ~ってことで、
嬉しくめでたい最高な日だったことにしましょう!

2006年2月19日 (日)

Civic 1.8Sホイール

1:30~3:00 ホンダプリモ

  → ローン申し込み
  → 1.8Sのホイールを注文
  → ついでに、バスワークスも注文(3.7万)
  → ナンバープレートの希望No. 8400円をつけてもらえた!
  → 頭金を120万に増額。ローン総額222万円で確定。

結局自動車総額: 342万円。

やっちまった。
エントリーカーとされるシビックに、
ここまで金かけちゃったよ。

でも、そんな馬鹿丸出しな自分が 大好きさ~ ^^

トランクスポイラー変更について、営業さんにじっくり聞いてみた。

 1.MXのやつをはずすと、穴が別のところにあいてるので、
   そのままでは付けられない。
 
 2.無理にやる方法その1:
     ビス穴を「板金修理」ということで処理してしまう。

 3.無理にやる方法その2:
     トランクフードごと取り替えてしまう。
     トランクフード価格は意外と安く、3万円程度
     だが、塗装をせねばならないので、結局高い。

→結論としては、お金ももう限界なので、
 あとまわしとすることとした。
  しばらくは、ちっこいスポイラーで乗ることとする。

2005年12月15日 (木)

エアローパーツ

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エアロパーツ・・ 車に夢中な若者がつけるもの。
自分には関係のないもの。。 そう思っていた。

が、今回のシビハイ購入で、付けてしまったもの。
私が12万円弱の価値ありと思ってしまったものである。


先週の週末

父と立川のドリームピアにいった。
CIVIC HYBRIDのフローライト・メタリックの試乗車がおいてあるという情報が
WEBにあったからだ。

自宅から新青梅街道を西へ、芋窪街道の交差点を左折して
モノレール終点をくぐり南下してゆく。ずっと道路の上を伴走してきたモノレール
が右にそれ、立飛企業の私有地に入ってゆくところにその場所はあった。

ホンダのプリモやらベルノやら全部がそろった、巨大な複合施設だ。
その大きさに少々びっくりしつつ、私は少々おどおどしながら、CIVIC HYBRID
を売るプリモの入り口を探しだした。

目当てのフローライトシルバー・メタリックの車両は、すぐに見つかった。
だがその車には販促用にCIVIC HYBRIDかかれたシールが張られていて、
なんだかどこかの商業車のようなイメージである。

店の販売員が出てきて、軽く挨拶をし、
何をしにきたか話す。

 「CIVICをみにきた」
 「買う予定だが、自宅近くのディーラで買うつもりだ」
 「フローライト・シルバーの車があるということをWEBでみたから、色を見に来た」

変な気を持たせても悪いと思い、明らかにその店で買う意思はない旨をつたえた。
すると、最初に話をした販売員は姿を消し、交代でとても若い販売員がでてきた。

後でわかったことだが、彼の胸には「研修生」と書かれたバッチがついていた。

寒い12月の夜7時、われわれは上着を着ながらも時々吹く風に凍えて身を縮める。
一方、その研修生はわれわれとは対照的にコートもジャケットも羽織らず、
寒々としたリクルートスーツ一枚でにこにことしている。若さとはすごいものだ。

「アラバスターシルバー・メタリックと色で迷っている」
僕が悩みを話すと、彼は別のシビックも案内してくれた。
驚いたことに、その店には3台も新型CIVICが置いてあった。

一台が、先ほど触れたフローライトシルバー・メタリックのMX
もう一台が、パールホワイトのG (GLかな?)
そして、最後の一台が、スーパープラチナ・メタリックのエアロパーツつきSであった。


。。長くなってきた。。 巻きます。
文体変えます。略しまくります。


んで、その最後のスーパープラチナ・メタリックの奴が、あまりにもかっこよくてさぁ
自分の買うMXも、色はスーパープラチナ・メタリックにして、
エアロパーツつきにしてしまうことにしたのさ。

アルミホイールも、Sのやつ付けちゃうことにしますた。


燃費なんかもうどうでもいいっす。
ハイブリッドならいいのれす。
ホンダが研究してせっかく編み出した専用ホイールは、
冬用にスタッドレスタイヤでもつけてしまっときます。


あー、MXは、リアのトランクスポイラーがMODULOのやつ
に変えられないのが、つらいよぅ
あの羽、なんかかっこいいのになぁ
まあいいか、羽は、一応MXのちょこっとしたのついとるし。。

ホイールは、MODULOのやつより、Sが最初からはいてるやつのほうが、
かっこいいと思った。自分的には、

すごい悩んだんだけどねぇ
やっぱ5x2みたいなスポーク構造のやつが美しいなぁ

7本スポークってのは、いまいち自分の単細胞頭脳では、数え切れなくて、
美しい、かっこいいという感覚ががつーんってこないんだよねぇ
5ぐらいならなんか数え切れるんだけどねぇ


まあいいや、このへんでねます
3月の納車が楽しみだな~

2005年12月11日 (日)

車購入記

ここ数週間のPRIVATEの楽しみは、自動車購入である。
2005年は、自分にとって大きな買い物をしまくる年だった。
4月に集合住宅購入、12月に自動車購入である。

「家は新築、車は新車」
ここには書かないが、とある深いこだわりから、
金はかけても「新」というところにこだわってみた。

さて、自動車について書こう。

この1ヶ月ほど悩んだ末に決まった私の結論は以下のとおり。
------------------------------------
車種:CIVIC HYBRID MX
トランスミッション:CVT
メーカーオプション:ナビ・VSA・スマートキー
ディーラーオプション:エアロパーツ一式
外装色 : スーパープラチナ・メタリック
内装色 : ブルー
------------------------------------
総額 320万円弱

すげー、俺、強気だよ・・5年ローンだけどねw
 #まあ、住宅35年ローンに比べたら、ちょろいもんさ(マジカ?)

しかし、1年前の自分に、この車を選ぶことは想像だにすることは
できなかっただろう。

なぜこの男はこういう選択をしたのか?
まずは、自分と自動車についてちょっと振り返ってみよう。

私の運転歴
自分が免許を取ったのは、18歳のとき、
大学に入って、半年後の夏休みだったなぁ
つまり1992年の夏だ。

教習所を出て、ひとりではじめて運転した車は、日産のスタンザという車だった。
両親のものだったけど、そのとき家族で日本にいるのは、俺だけだったから
完全俺専用の車だった。

そのとき、ばあちゃんが川崎市麻生区の病院に入院していて、
お見舞いに行くのがマイ・ファースト・ドライブ・タスクだった。
カーブのたびに、「藪から子供がとびだしたら、どうしよう。」
などと、どきどきしながらの運転だった。

その後、井の頭通りで衝突事故を起こして
その車は廃車にしてしまった。
確か1993年、秋か冬ぐらいの話だ。

過失配分は相手が8割、当方2割だったので、
受け取った保険金と両親の貯金を資金に、中古のローレルを購入した。
そのころ自分はマニュアル車に乗りたくてたまらなくかったので、
マニュアル車を買った。
日本にいない親を電話で適当に説得して、決めてしまったのだ。

 #思えば、ある意味、今回の自動車購入は、自分にとって、微妙に
 #初めての経験ではないことになる。が、自分の金で買う
 #買い物というものは、ぜんぜん違うものだと思う。

その後、自宅の自動車はATローレル→ATセフィーロと変わり
現在に至っている。

昔ほしかった車
20代のころは、買うなら絶対、ぼろぼろ中古・MT・スポーツカー(アメ車)
だと思ってた。
シルビアとか、スカイラインとか、RX7とかも、いいなぁと思ったものだ。

ここ数年はMTのSUVがいいとなと思っていた。
昨年の今頃、住宅を選ぶ上で、ある物件を検討したが、(駐車場抽選によっては)
SUVが停められないかもしれないという理由で、候補からはずした。

一方では、BMWの力強くも落ち着いたスタイルにあこがれるようなこともあった。

しかし、そんな自分がなぜ、ここに来てシビックなのだろう。

正直な話、シビックという名前には、つい1-2ヶ月前まで、ポジティブ
なイメージがまったくなかった。
ホンダとか、シビックとか、どちらかというと、「かっこ悪い」というイメージすら
もっていた。

これは、3歳のころから、いや、5歳だったかもしれないが、とにかく、
物心ついたときにまで話は遡る。

ぽっぽぐるま
当時僕は、ハッチバックとか、軽だとか、後ろが丸い車のことを、
「ぽっぽぐるま」と呼んで馬鹿にしていた。これには
理由とかそういうものは、一切ない。
3歳児に理由もへったくれもあるわけない。
買ってもらったミニカーとか、そういうものも影響しているのかもしれないが、
そういう次元の話である。
もう、本能的なものだったのだろう。

当時父が乗っていたのが、黄色い日産サニーであったことも
無視できない要因だと思うが、とにかく自分には、
「ちゃんとした車=3ボックス」という価値感が根底にあるのだ。

そのサニーを母がベンツにぶつけて壊し、
マツダ・サバンナを経て、両親が初めて手にした
新車は、トヨタ・スターレットであった。

そう、「ぽっぽぐるま」である。
僕はぽっぽぐるまに乗るのが少し恥ずかしかった。
父も僕の「ぽっぽぐるま」論にある程度の共感を示していた。
そう、この車は「駐車が楽な車がいい」という母の強い意向により
選択された車であり、父にとっては不本意な決定であったのだ。
(たぶん経済的制約もおおいにあったのだろう。)

僕の「ぽっぽぐるま」に対する蔑みは、このとき
増幅されたのかもしれない。つまり、
 「ぽっぽぐるま=(駐車もままならない)軟弱な女子供年寄りの乗り物」
という構図である。男がぽっぽぐるまに乗るのは
恥ずかしいのだという感覚を、父と共有したということだ。
 
 #と同時に、「ぽっぽ車にのる、かっこわるい自分を甘受する」
 #経験のなかで「かっこ悪い物に対する理解と配慮と愛」も学んだと思う。

当時、私は、小学生3-4年生ぐらい。
そのころ、世の中にシビックという車は存在しており、そこそこ有名であった。
   #1979 スーパーシビック発売 (当時5歳)  
   #1983 ワンダーシビック発売 (当時10歳)

当然のごとく、当時の私の価値観のなかでその車を測ったとき、
それに張られるレッテルは「ぽっぽぐるま」に他ならない。

確か、親戚のだれかが、シビックにのっていた気がする。
いや、ホンダ・シティだったかもしれないが、
そのあたりは、自分にとっては、おんなじだった。

 後ろがまるい=ぽっぽぐるま

この原則は、冷徹なまでに厳密に適用された。
シティもシビックも、おんなじ「ぽっぽ」
つまりどうでも良い蔑むべき存在だった。

 #その親戚のおじさんはとってもいい大好きなおじさんだったんだけど、
 #この点で「ぽっぽクン」というレッテルが貼られ、尊敬の対象ではなく、
 #「せいぜい対等」の存在となってしまった。(ウソ、誇張してますw)

とにかく、私の中でのシビックや、ホンダというものに対する
ブランドイメージの原点は、「ぽっぽぐるま」および「ぽっぽぐるまメーカー」
なのである。(これは、今でも根底に否定しようのない感覚として存在している)

ではなぜ、この「ぽっぽ差別者」は、今シビックを選んだのか。

なぜ、その「ぽっぽ」ブランドに300万円なんていう自分にとっては、
びびっちゃうようなお金を払う決断をさせたのか。

ひとつには、8代目シビックは、(少なくとも国内では)「ぽっぽスタイル」
でなくなったことがあげられる。
2005年9月に発売された新型シビックは、すべてスリーナンバーセダン。
つまり、私の中の生理的「ぽっぽ差別ふぃるたー」をかいくぐることができるのだ。

また、プチ愛国者である私にとって、国産車であることも重要な条件だった。
確かにBMWの3シリーズはかっこいいと思う。が、
プチ愛国者としては、BMWに乗るわけにはいかないのだ。

ていうか、高くて買えないという事情も多分にあるのだが、
そういう考え方は嫌いなのだ。

  「金がなくて乗れない」のではなく、
  「信条に従い乗らない」。

いかなる場合も自分に都合の良いように大義を作ることの
重要性を私は大いに意識している人間である。

つまり、
「国産の非ぽっぽぐるま」
一言で言えば、これが私の足きり条件である。

このフィルターを通る車は、それこそごまんとある。
なのになぜ、CIVICなのか。

キーワードは「ハイブリッド」

2ヶ月ほど前、家具屋にいったとき、ソファーを勧める年配の
営業マンと雑談をした。ソファーを勧めるはずのその営業マンの
会話は以下のようなものだった。

「プリウスはいいよ~」
「ガソリンぜんぜん減らないからねぇ、」
「維持費がね、ぜんぜん違ってくる」
「260万だったけど、ホントいい買い物だったよぅ」

その他の部分はよく覚えていない。
彼の熱心な営業トークに魅せられ、私の心の中に
「ハイブリッド・カーを買う」という選択肢が生まれた。
 #私は彼からソファーを買う決断をすることができなかったが、
 #彼に感謝をしている。

その後、インターネットで、ハイブリッドカーについて、
いろいろと調べた。結果、私の購入しうるハイブリッドカーは
以下に絞られたのだった。
----------------------------------

トヨタ:
  プリウス
  ハリアー ハイブリッド
  クルーガー ハイブリッド
  クラウン (ちょっとだけハイブリッド)
  
ホンダ:
  インサイト
  シビック ハイブリッド

----------------------------------

ぽっぽはいやだ。。。
この価値観は、馬鹿にならない。。

プリウスは、ポッポではないが、あのスタイルは
結構ぽっぽの領域まで足を踏み入れてしまっている。。
クルーガー・ハリアーは、いいと思うけど、400万オーバーは
現実的ではない。

シビックはどうだ。
ぽっぽだとおもってたら、なんか、3ナンバーセダンになってる。。

もう、この時点で、7割内定である。

そして、2週間前、所沢にあるホンダプリモに試乗に行った。

CIVIC HYBRID初試乗
ホンダプリモで見た、白のCIVIC HYBRID MXは、
そこそこかっこよく、見た目は合格点だった。

決して私の心を捉えて離さないというレベルではなかったが、
「この車に僕はのるのかな・・」という仮想前提のもとで見る
その車はなんだか立派でかっこよく思えた。

 #「この娘と僕は付き合うことになるのかなぁ」という仮想前提で
 #女の娘を見ると、なんだかどきどきが50%UPするのと、
 #同じ原理だろう。
 #
 #こういう概念に名前をつける行為を、私は
 #文化的に本質的に価値ある行為だと思うのだが、、浮かばん。

誠実な感じの営業マンにいろいろと話を聞きながら試乗した。

まず軽く驚かされたのが、青く光るデジタルの計器類

「ハイテク・おもちゃっぽーい」 
「けど、こういうの嫌いじゃないかもー」
「スペースマウンテーン!」

まあ、そんな印象だ。

そして、赤信号でブレーキを踏む・・
エンジンストップ・・アイドリングしない・・

・・ すごい・・ 静かだよ・・

信号が青になり、
ブレーキから足を離すと、タコメータが跳ね上がる。
0.5秒後、アクセルに足を動かすときには、準備ができている。

毎日乗っている緑の都バスのアイドリングストップとは違う。賢い。。

そして、決め手は、回生ブレーキ!

ブレーキを踏むと、緑色のゲージが、
運動エネルギーを、熱エネルギーとして捨てずに、
発電をして、電気エネルギーに変換していることを伝えてくる。。

すばらしい!!

ブレーキを踏むという行為の口惜しさ
私は、ブレーキを踏むという行為が、本当に嫌いだった・・

ガソリンを燃焼して(お金をかけて地球を汚して)、
せっかく得た運動エネルギーを
赤信号で、ブレーキパッドの磨耗と、熱エネルギーとして、
捨てる(温暖化に貢献してしまう)この口惜しさ・・

友人に話すと、「はは、馬鹿みたい。。理系だねぇ・・」と面白がられる。
私に言わせれば、口惜しく感じない人間は理解不能である。
E=1/2 mv^2
車の1トンを越える質量と、時速数十キロという速度の二乗。

神社の階段をひーひーいいながら登るときに使うエネルギーやら
デニーズのメニューに書いてあるカロリー表示なんて、比にならない
ようなエネルギーが、無駄になるのだ。これが口惜しくなくて
何といおうか。

恐怖・絶望そして希望
学生のころ、よくスキーの帰りに国道17号を使った。深夜のドライブである。
そのとき私は信号の色を以下のように呼んでいた。
「希望の赤、恐怖の青、絶望の黄」

「赤が絶望で、黄色は希望なんじゃないの?」なんていう人もいるかもしれない。
甘い甘い! 私は深夜の幹線道路ドライブでの話だといったはずだぞ。

深夜の国道17号、
周りの大型トラックもタクシーも皆たぶん、こういう思考回路で走っていると思う。
だって、みんなそういう運転なんだもんw

彼らはプロフェッショナルドライバーである。時間・燃費に関して、
非常にシビアな計算のもとで、最適化された運転をしている。

私も当時は、貧乏学生。ガソリン代は非常に大きな経済負担であり
自分の運転を時間のみならず経済性で最適化することにおいて
非常に関心が高く、これは追求したものだ。

まず第一に、抑えておくべき事実。
「車はいったん停止すると、発進、加速に大きな燃料消費をする」

この事実に基づき、いかに止まらないで運転するかが、
プロフェッショナル17号ドライビングの基本である。

前方の信号が赤であるとき、これは「止まれ」の合図であるので、
車を停止させるべくブレーキを踏むのが普通である。

しかし、プロフェッショナル17号ドライビングは違う。

赤信号とは、対向の青い歩行者信号を
じっと見つめながら、スローダウンすべしという意味になる。
そう、やがて起こるある事象に希望をつなぎながら、
近づいてくる赤信号までの距離とのバランスの中で絶妙な
スローダウンを行うのだ。 

じっと、対向の青い歩行者信号に目をやる。。
何に希望をつないでいるのか。。
そう、点滅を待っているのだ。

点滅を始めたらしめたもの、あと約10数秒もちこたえることができれば、
停止せずに(=発車時の効率の悪いガソリン消費を伴うことなしに)
信号を超えることができる。つまり、赤は希望の色なのだ。

点滅が始まるまでは、いつ点滅が始まるかわからない、
つまり、不確定要素が多い賭けの世界である。
どれだけ減速すべきなのか、最適解は出しようがない。

しかし、点滅が始まったら場の力学は大きく変わる。
信号が青になるのが何秒後になるのか、予想がつくのだ。
信号までの距離との計算の中で、微妙な加速を始め、
自分の信号が青になった瞬間に
十分な初速度を得た状態でその信号を通過するような運転最適化を行う。

 #初速度を一番高めることが都市ドライビングの中で
 #一番効果があることがわかっていない人間は非常に多い。
 # v=v0+at なわけで、いくら、加速性能が高くたって、
 #  v0がでかい奴がまずは前に飛び出すわけさ~
 #ゼロヨンぽいライバル意識むき出しの、スカイライン君とかを
 #この原理を使って、軽くすいーっと抜き去って前に出るのは、
 #結構快感である。 
 #
 #ゼロヨン君は、たいていムキになって抜き返しにくるが、それを
 #また次の信号で同じ原理で抜いて前に出るのだw
 # 
 #孟穫をかるくあしらう諸葛孔明になった気分になれるぞ

一方、黄信号は、絶望の色である。
100~200メーター先で黄色を見てしまったとき、
これは、停止せねばならない。つまりは、
大きなエネルギーロスをしなくてはならないということが
決定してしまうのだ。 燃費をケチりたい人間にとっては、
その色は絶望を意味するのだ。

青信号は、とりあえずはとまらないでいいゴーサインの色である。
しかし、そのゴーサインの裏には、いつ絶望の黄色が
やってくるのかまったくわからない不確実性が隣りあわせで存在している。。

ぼやぼやしていると、必ず絶望がやってくる。
それは、10秒後かもしれない。 それは、1秒後なのかもしれない。。
それを恐怖といわずして何と呼ぶのか。

青信号が数百メーター先に見えてしまったとき、
私の中に浮かぶ悲壮なる願い
「間に合うだろうか。。ああ、私がたどり着く前に
 絶望よ・・訪れないでくれ・・」
恐怖にはスピードで対処である。
恐怖の青が前に見えるときは、100キロオーバーもためらわない

以上、
「希望の赤、絶望の黄、恐怖の青」
お分かりいただけただろうか。

ああ、話がずれてしまった。

ハイブリッドカー ・・である。回生ブレーキである。

そう、何がうれしいって、上記の絶望や、
恐怖がめちゃめちゃ軽減されることである。
つまり、ブレーキを踏むときの口惜しさが、
ちょっとした喜びに変わるということのもたらす効用が
計り知れないといっているのである。

つまり、ブレーキを踏むたびに

「くっぅぅ。。。 口惜しや・・ おのれぇぇ!」という感情を持っていたのが、
「へへーん、おれっちの車は、発電しちゃうよーん
   エネルギー捨てるんじゃなくて、あとの加速のために、貯めるだけサ~、
                         きゅきゅーっと踏んじゃうよーん」

に変わる。これを劇的な変化といわずして、なんというのか。

そういうわけで、シビハイ試乗では、回生ブレーキゲージと
瞬間燃費メータに心を躍らせ、
もう「あなたが運命の人なのね」状態となってしまったのです。

内装色
これは、ハイブリッドの場合、ベージュか、青しか選べない。
#しかもMXBはベージュしか選べない。

計器類の青・黒というトーンに合わせる形の青のほうが
綺麗だと思ったし、自分のテイストにもあうと思ったので、
これは青を選んだ。
 (と同時に、MXBを選ぶという選択肢が致命的ダメージを負った)
 

外装色
これも迷った。
 1.フローライトシルバー・メタリック
 2.アラバスターシルバー・メタリック
 3.スーパープラチナ・メタリック

結局3にしたけど、。。 えっと、長くなるので、あとで書きます。寝ます

Haruya's Violin

2023年2月
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