カテゴリー「Violin」の40件の記事

2019年4月 3日 (水)

淡路島ミュージックキャンプ

働き方改革ということで今週は一週間まるまる休暇。

妻の実家や吉野の桜などに立ち寄ったあとで、淡路島でブライアンルイス先生ミュージックキャンプというのに参加してきた。

http://www.suzukimethod.or.jp/monthly/2019awaji.html

淡路島は私自身も初上陸。ウチのくるまやはるやは四国も初上陸。

8巻以上というカテゴリでの参加だが、グループレッスンでやる曲目にモーツァルトの協奏曲4番第1楽章があったので、練習をさせておいた。(カデンツァ以外) これが一番大変だった。それと5巻のヴィヴァルディ協奏曲Gmoll1楽章もグループレッスンでやるということで、これをさらうのも一苦労。

そんなわけで準備は色々大変だったが、関西で同じようにバイオリンを頑張っている子たちとも出会って仲良く楽しく過ごせてよかったと思う。はるやのことをYoutubeで見ているという方からお声がけをいただけたのも、とてもうれしかった。

また、私自身が子供のころにバイオリンを教えてくださった武井先生もお変わりなく、お元気に参加されていたのも嬉しいことだった。先生のお孫さんがとても上手に素敵な音を出せるようになっていたのが印象的だった。3-4年前に発表会を見に行った時から、当然のように成長しているわけではあるけれど、「当然の成長」ではない「すばらしい成長」をされていた。

ブライアン・ルイス先生のレッスンは、いつ見ても「上手だなぁ」と思う。

グループレッスンでは、きらきら星しか弾けない小さな子も、モーツアルトまで弾けるお兄さん・お姉さんも皆が飽きてしまわぬように、難しい曲ときらきら星の様々な変奏を交互に入れつつ、時々面白い遊びも取り入れている。また、英語・日本語の壁を越えて音楽を伝えるために、ボディーランゲージや歌などの非言語コミュニケーションをふんだんに取り入れている。(さらに「あわよくば、英語はじめ国際コミュニケーションの勉強にもなったらいいな」と思っているお母さん方が満足する要素もところどころに取り入れてある。)

「言語を超えて音楽を伝える」ということ、しかも何も前提知識も持ち合わせていない子供に向けて。

これがちゃんとできてしまうグループコミュニケーションの型を作れているという意味で、こういう海外の先生のレッスンのスタイルは、普遍的価値を感じさせるものがある。日本の先生もいっそのことコピーしてもらったらどうだろうかと思う。

クラス別レッスンでは、はるやは以下の3曲を勉強した。

・クライスラー 美しきロスマリン

・鈴木鎮一 名古屋の子守歌

・OST ファントマン

成果

 

キャンプ最終日には、玉ねぎバーガー+オニオンリングやサクラマスのカルパッチョなどをいただいたりした。

 

2018年3月13日 (火)

3/13 Violin レッスン

【 音階 】 小野アンナ
c-moll
4の指を一本で


【 Handel 】
1から2小節目、用意するために待たない
二分音符 全弓。上げ弓の途中で減速してしまいがち。減速しないで。
クレッシェンドも意識して。

次の八分音符、アップもダウンも同じ音になるように。


十六分音符右手首のクルクル回る動きをちょっと小さくしてみよう。
腰まで動くのはやめて。

後半
十六分音符弓少な目で。 タラタタとでてくるスラーは弓多く。タタのところはすくなく。

その次、タタララ(十六分音符4つで後ろ3つがスラー)のところ。弓をふわっとさせてはダメ。最初の音符は早い弓で。しかし軽く。
4つ目の音符がおおきくなると音楽的でない。

最後の八分音符。 全休 半 半

2017年10月19日 (木)

ヘンデル Violin ソナタ1番イ長調, HWV361

Octave Violaで通奏低音弾いてみました。

普通のViolaでひいたやつはこんなの。

2017年8月20日 (日)

オクターブ ヴィオラ弦 [Octave Viola String]

一年前、Violoncello da Spalla という楽器の話を書いた。

この1年ではるやがHandelのソナタを3, 4, 1番と学ぶなか、改めて通奏低音パートを弾きたいという思いは日に日にふくらんできた。そんな中、先日「子供用1/10チェロにストラップをかければVioloncello da Spalla的に使える」というネット上の書き込みを見つけた。希望の光が差したように感じて、妻を必死に説得し、「しょうがないなぁ10万以下ならばいいよ。」というところまでこぎ着けた。

で、1/10チェロ購入に向けて具体的に色々調べたんだけど、結構チェロは安いやつでも高いね。
バイオリンだと5万ぐらいから楽器あるけど、分数チェロは安いやつでも10万以上してしまうみたい。

それに、あまり悪い楽器だと本当にひどい音しか出ないと思うし、それだったらゲンナリなので買っても意味がない。それに、よくよく考えると、1/10チェロ+ストラップでVioloncello da Spalla的に弾けるという情報の信憑性もよくわからない。その文章を書いている人が「弾ける」と書いているレベルが、「美しく自分が酔えるような音が出せる」という意味である保証は全くない。


「楽器店で試し弾きさせてもらうしかない」


という結論に至った。が、売り物である1/10チェロにストラップつけて da spalla的に試奏させてくれとお願いするのは、少々気力エネルギーが必要だ・・・ 

長期戦を覚悟し、改めて考えることとした。

そう。それだけの気力エネルギーを獲得するには、もう少し欲しいという熱意が必要だ。
よくよく考えてみると、まだ自分はヘ音記号を読む力が足らず、きっと楽器を入手してもすぐに弾ける曲がない。
violonchello da spalla の慣れないポジションでのボウイングではいい音を出すにはきっと右手への意識の集中が必要になるので、読譜や左手の練習と同時にやると負荷が大きくなる。 

だから、まずは今持っているヴィオラで、ヘ音記号をオクターブ上に解釈して読譜して何曲か弾けるようになろう。という結論にいった。そうやってヘ音記号慣れしておくことで、きっとオクターブ下を弾きたいという思いが強くなり、必要な気力エネルギー確保につなげる。そういう作戦だ。

さっそくスズキの教本のピアノ伴奏譜の左手ヘ音記号部分から適当に音を取ってはるやの練習にあわせて、一緒に練習してみた。

うん。なかなか悪くない。実際目論見どおりオクターブ下を弾きたい欲求はさらに高まった。

そんな中、ひょんなことから、先日ついにOctave Viola というキーワードにたどり着いた。
YouTubeの以下動画だったかと思う。

そこから色々調べると、以下のようなのも出てきた。


ウームこれはいいぞ。 日本語の情報はほとんど見当たらなかったが、だいたい以下のことがわかった。

 ・通常のヴィオラよりちょっと大き目なオクターヴ・ヴィオラという特別な楽器がある
 ・その楽器には専用のオクターヴ・ヴィオラ弦を張る
 ・その弦はオクターヴヴィオラに張るのが望ましいが、普通のヴィオラにはってもいい。
     (もともとヴィオラは大きいの小さいのいろんなサイズあるし)
 ・ヴィオラにチェロ弦を張っちゃうのと似ているが、やはりオクターヴヴィオラ弦のほうが
  レスポンスなどがいい

ヴィオラなら一応もっているし、弦だけ買えば「チェロが弾けない私がチェロパートをそれっぽく弾いてはるやと合奏する」という目的が達せられる可能性が高いということだ。弦だけなら1万円ぐらいでなんとかなりそうだし、当初計画予算の1/10で済むということ。それにストラップで弾く難しさを克服する必要もない。

唯一の懸念は音質だった。上記のYouTube動画から聞こえる音は、やはりチェロほどの深みはないように思えた。加えてオクターヴヴィオラではなく通常ヴィオラに張るわけだから、さらにカスカスな音になるのではないかという不安だ。

しかし一方でこの不安を和らげる要素もいくつかあった。まず自分のヴィオラは結構大き目だということ。大きくて弾きづらいので最初、楽器選択失敗したかとおもったほどだった。また、ちょうどその時期にスズキのチェロ科の子の保護者の話として、1/10サイズのチェロでも大きすぎるような本当に小さな子がチェロを始めるときに、ヴィオラに分数チェロの弦を張って練習を始めることがあるなどという話を聴けたのもよかった。そこで、勇気を出してWebショッピングでオクターヴ・ヴィオラ弦買ってみた。

https://supersensitive.com/octave-sensicore/

日本だと売ってないようで色々なサイトを見て回った。結局少し値段は高かったけど、丁度在庫があるという以下のショップで注文してみた。 
https://www.electricviolinshop.com/sensicore-octave-viola-set.html

日本への発送が$60以上するFedexしか選べないとか結構おすすめできない要素も多いのだけど、とにかくすぐに試してみたくて… 1万の投資では足らなかったが2万円弱の出費で、あっという間にオクターヴ・ヴィオラ弦が1セット我が家に届いた。


結果・・・今、大満足しています。
サイコーに楽しい。  

ちゃんと腹に来るような低音出ますよ。チェロ弾きやコントラバス弾きなどに言わせれば物足らないのかもしれないけど、普段バイオリン弾いててビヨラのC線の音で「低いぜー」なんて感じている自分からすると超迫力。

まあ、エレキギターやアコギの6弦のE音弾くのには慣れ親しんでいる自分でもあるので、ちゃんと客観的にも重みある音出てると思う。 

でも結構ボウイング難しくて、かなり重みをかけないとちゃんと深くは鳴らない感じ。自分の過去の(乏しい)経験から以下のようなことを思い出しつつ色々工夫したところ、ちゃんと深い音がだせた。

・5年ほど前に、無料チェロ体験レッスンを受けたときに、チェロのボウイングについて「弓は馬の毛全部のせないで斜めに」などとならった。 (いきなり全部あてると、弦にひっかからずに滑ってしまいやすい)

・ヴィオラの弓をもつときは、ヴァイオリンのときよりちょっと右手薬指に力を入れ気味にするとかすれずにいい音がでやすい。

・昔チェロのうまい先輩も時々音が滑って浅い音になってしまってたことあったなぁ。チェロ(ぐらいの太さの弦を鳴らすことって)ってそういうものなのかもな。

あ、ちなみに、オクターヴ・ヴィオラ弦は太さがかなりあります。A, D線まではいいんですが、G線、を張る段階で、
ペグの穴に弦が通らなくて困りました。C線はなおさらです。
が、「今すぐ低音出してみたい」という欲求が「そんなことしちゃっていいの?」という理性をなぎ倒しました。
私のヴィオラは5万円の安物なので、細いマイナスドライバーでカリカリとペグの穴を削って強制的に解決してしまいました。キリでちょっと穴の入り口を削ってそこからマイナスドライバーくるくる回せばペグ穴って削れるんだね。
高い楽器だったらそんなこと怖くてできないと思うので、みなさんももし最初にオクターヴ・ヴィオラ弦を買うときは、安い楽器につけるか、楽器屋さんにちゃんと相談するかとかしたほうがいいかもしれません。

ということで、近日中にヘンデルのソナタ1番、オクターヴ・ヴィオラ弦で取り直すぞー。
IMSLPにチェロ用の楽譜落ちてなかったので、ヘンデルの自筆譜からこんなの (HWV361 Continuoパート譜)も起こしたし。

↓後日撮影

2017年8月17日 (木)

Violin教室の夏合宿(2017)

横浜市上郷森の家での2泊3日のViolin教室夏合宿、5回目の参加となる今年は日程が大幅にかわり、夏期学校の後お盆の時期となりました。妻・息子はフル参加ですが、私は仕事があり出られるところだけの通い参加となります。

今年のテーマ曲はこれでした。はるやはひとりで第4バイオリンを担当。責任重大です。が、今年は色々と忙しく結局準備は合宿2日前からの突貫練習。YouTubeの色々な動画に大変お世話になりました。

1楽章 Largo

2楽章 Allegro

3楽章 Adagio

4楽章 Vivace

2017年8月 4日 (金)

第66回夏期学校(2017)

昨年に続き今年もスズキメソード夏期学校に参加しました。今回は私は参加者ではなくて保護者としての参加。最近仕事が忙しく、色々な曲を練習する余裕がないので参加者としての参加は見送りました。はるやは今年は7巻のバッハ協奏曲イ短調1楽章のクラス。また、いよいよ弦楽合奏クラス(弦楽B Vivaldi 調和の霊感 3-11の1,3楽章)にも参加ということで楽しみです。

Vivaldi 調和の霊感 3-11はこんな曲。パパ的には昔から大好きな曲です。

今年も昨年同様宿はチサンイン塩尻北。これまでの松本来訪履歴(+はるやのクラス)は以下のような感じだが、

2013年3月(4歳) 世界大会  1巻ゴセックのガボット
2014年8月(6歳) 63回夏期学校 4巻 Vivaldi Concerto A-moll 1楽章
2015年8月(7歳) 64回夏期学校 5巻 Vivaldi Concerto G-moll 1楽章 
2016年8月(8歳) 65回夏期学校 6巻 Corelli La Folia
2017年8月(9歳) 66回夏期学校 7巻 Bach Concerto A-moll 1楽章

じいじ達も来てくれた64回以外は全部ここに泊まっていることになるかな。(64回はよろずやさん)
理由はとにかく値段。松本市内からは少し離れているけど、朝食もついていて洗濯機も使えるし、なにより、3人で一泊1万以下に抑えるのはここでしかできないので…

今年ははるやにとって弦楽という新要素もあり事前準備の必要な量がだいぶ増えている一方で、夏期学校前に色々なことがあり、とにかく事前練習不足。さらに、パパ的には仕事が忙しくて進まないメンコンの個人練習をこの機をつかってやるべく今回は参加者にならずに同伴者としての参加を選んでいるわけで、個人連練習というのがとにかく大事になってくる。一方で練習室を用意してくれるような旅館・ホテルに泊まるお金はなく、いつものチサンインで済ませるため、考えた末の結論は松本のカラオケボックスを活用するというアイディア。

これまでもパパ的にはバイオリンの個人練習場所として、時々カラオケボックスを使ってきたのでそれ自体は新しくないのだが、夏期学校とカラオケルームレンタルという組み合わせは我が家的には初のトライである。


【7/31】
富岡製糸場によってから碓氷軽井沢インターで降りて下道で松本に向かった。

松本到着後、まずカラオケでの個人練習という今回の新テーマを具体化すべく松本周辺のカラオケ店の状況を確認。開店時間や料金などを調査した。最初に立ち寄ったBigEchoが軒並み11時開店ということがわかり、それだと朝練習には使えないため困っていたところ、次に立ち寄った平田駅前のコートダジュールが料金的にも開店時間的にも素晴らしいことが分かった。というのもなんと、8/1から24時間営業に変わるということ。つまり明日から朝も開いてる。しかも料金はBigEchoの約半額。これは運命でしょうということで、こちらを練習場とすることに決めた。

その後チサンイン塩尻北にチェックイン。ばんごはんは宿の目の前のスシロー。

【8/1】
朝、平田駅前のカラオケのコートダジュールに立ち寄り2時間ほど練習。12時ちょっと前に松本の市民芸術館で受付を済ませ、昼から開校式。今年は早野会長に変わってからの初の夏期学校。昨年がどうだったかよく覚えていないけれど、今回は生徒たちは壇上に上がらずの開校式だったので、テンポよく進み、1時間弱で終わったのはいいことだと思う。

スズキメソード夏期学校の改善すべきと思われるところのひとつは、1000名ほどの生徒たちの誘導の部分だと思うし(ステージ上がるのにも下がるのにも時間が非常にかかる)、 きらきら星やらなにやら数曲弾くために1時間近く待つのは生徒たちにとって基本は苦痛&時間の無駄以外の何物でもないので、これは素晴らしいことだと思った。 (まあ、その間周囲の子たちとちょっとした雑談やらなにやらが楽しめるタイプの子にとっては無駄とも言い切れないと思うけど)

開校式が終わるとグループレッスン。よくグループレッスンをされているいわば馴染みの先生方々が担当されてのレッスンだった。 弓の場所を日本列島に例えて「はい、東京で用意!」「沖縄!」 なんていう風にやったのは面白いなと思った。我が家のように、まだ分数がちゃんとわかってない子に、「元から1/3ぐらいの場所で」とか説明してもわからないだろうし、伝える側も面倒なので、ついつい「弓のどこで弾くか」の指示が「元」「真ん中」「先」とかになっちゃっている場合、特にいいなと思った。「北海道」「仙台」「東京」「大阪」「九州」「沖縄」で6か所指定可能なので、より解像度が高い感じで弓の場所の指定ができるもんね。

グループレッスンのあとは、16:00からいよいよ弦楽Bクラス(Vivaldi 調和の霊感 3-11の1,3楽章)の初合わせ。指導は松本先生という方。はるやは第1バイオリンを選択していたのですが、練習開始が2週間前ぐらいだったのでまだ微妙に弾けてない部分がある状態だったため色々と気をもみました。が、朝のカラオケでの練習の成果もあり、なんとか「アンサンブル練習以前」という状態は回避できました。

↓後日撮影。"台紙"となるオケ音源のテンポがだいぶはやくて追いつけてないところなど多いですが、この練習では先頭切ってはしってしまっていました。家で練習したときのテンポが上記動画で結構はやかったからというのもマズかったかな…

疲れてしまったことと、次の日のバッハA-mollの練習もまだ不十分だったこともあり7時からの夜のコンサートはスキップ。ステーキ屋さんでゆっくりと晩御飯を食べてから、またカラオケコートダジュールにこもって個人練習。手元に残っているレシートによれば、19:22~22:23の3時間の練習で、なんとかボウイングの間違いや、開放弦と4の指の違っているところなどをほぼ直してゆきました。2時間で終わらせたかったんだけど、なかなか間違って覚えてしまった癖がとれなかったりで、30分延長を2回してしまった感じ。


【8/2】
午前中はクラス別教室。バッハの協奏曲Amoll 1楽章は20番教室で会場は第一高等学校。

こんな曲ですね。

申込が遅くなった我が家はAB2つあるクラスのBクラス。指導担当は末廣先生、守田マヤ先生、高田先生の3人の先生方でした。色々学べたことすべては書ききれないけど、だいたい以下のようなお話。

・末廣先生: 最初のEの音程。共鳴の1点を意識。弓のスピード。右手手首・指の柔軟性。
         はっきりとした音で弾くための用意。ソロの部分Tuttiの部分を意識しよう。
・守田先生: バッハの時代。バロックバイオリン、バロックボウでの演奏。それを意識しよう。
         右手の柔軟体操。タテタテ・ヨコヨコ・まるかいてチョン。ソロに入るところ一呼吸して
         音楽が変わったよという感じをだそうよ。
・高田先生: 体全体をちゃんと使えるように。まずは楽器を置いて柔軟体操から。
         縦の音楽から横の音楽に変わるところ。歩いてる?ユラユラと踊ってる?
         どっちのほうが合うかな?

過去のクラスでは大御所先生が80%やって若手が20%ぐらいというようなことが多かったようだけど、今回は時間配分的にもちゃんと3人の先生のご指導が、ほぼ均等にそれぞれ違う角度から聴けて、保護者のみならず本人もとても面白かった模様。はるやの口から「えっ、3回だけ?もっとレッスン受けたいな」なんていう言葉が聞けたのは初めてかもしれない。素晴らしいレッスンでした。

クラス別レッスンが終わった後、昼ごはんは3年前の世界大会の時に先生に連れて行っていただいたガレージというお店でいただき、

その後市民芸術館に移動。13時からのグループレッスンはステージに上ったり下りたりの待ち時間が長いし、時間がもったいため欠席させる予定だったけれど、はるやとしては友達もできてやっぱり面白いようだったのでやはり参加させた。(弦楽も、バッハのA-mollもそこそこできてたので少し余裕ができた。)

その後、全科午後のコンサートはスキップして、平田駅前に移動しジェラート屋さんCiaoでジェラートいただいてから、17:00から19:00の弦楽B練習に備えて1時間だけカラオケで個人練習。

弦楽Bの練習は前半ひたすらみんながそらで余裕で弾けるキラキラ星変奏を使っての「合わせること」の練習。なるほどねぇ。確かに、みんなまだアンサンブルには慣れておらずに、ほかのパートを聴いたり指揮者見て合わせるというところができず、どのパートも常に走ってしまっていたので、こういうのが必要なんだろうねぇ。2時間の練習中、40分程度「あわせること」の練習をしてから、1楽章を細かくやっていったため、3楽章はほとんどできず。大丈夫だろうか・・・ まあ、3楽章はリズム的にはずれづらそうだから大丈夫なのかな・・・?

宿に戻ってから、部屋にいると色々邪魔だということで、かあさん(妻)に追い出されるようにはるやと二人で車で出かけて、ココイチのカレーをたべ、その後「林檎の湯屋おぶ~」というお風呂屋さんに行ってお風呂に入った。しかし、ゆったりしすぎて戻りが遅くなり、やはりかあさんに怒られた。

【8/3】
午前のクラス別レッスン。先生から、「お父さんも弾けるなら参加しましょう!」とのお声がけをいただき、急遽生徒たちに交じって弾かせていただいた。 やっぱり弾いているほうが楽しい! 

・重心に関して→ちょっとつま先立ちしてから弾くといいというアドバイス。なるほど。こうすれば自然と姿勢よくなるね。
→ ソロで一人になるようなところは少し前のめりになったほうがかっこいいかな。

お昼: いつものとんこつラーメン屋さん

13:00 グループレッスンはメインはスイス人の方。素晴らしい。世界大会の時も思ったけれど、海外の先生は非言語コミュニケーション(≒ボディランゲージ)を中心にしたグループレッスンが非常に上手。これなら海外からの参加者も日本の子供たちも、みんな楽しく、一緒にグループレッスンできるよね。 

こういうのができる日本の先生が出てくるといいんだけどなと思いました。欧州はじめ海外のほうが言葉通じないの当たり前ということで、非言語コミュニケーションというものが一般的である一方で、日本国内だと普通にみな日本語が通じるからボディランゲージってあんまりやらない。そういう力学もあるのかな。。 

でも、音楽って本来非言語コミュニケーションなわけで、鈴木鎮一先生が唱えた「言葉のように音楽を学ぶ」というスズキメソードの神髄からいったら、ああいう「なるべく言葉を使わない」グループレッスンこそ推奨されるべきなんじゃないかなぁと思った。つまり、〇〇を弾きますよーなんて話す時間があったら、もう前奏ひいてしまえばみんなついてくるし、レッスンのテンポもよくなる。静かに~なんてしゃべらずに、弓を上にあげてマネさせて音を出させなくする。言葉は最小限にして、音や体の動きで伝えてゆく。 1巻しか弾けない子たちに退屈させない工夫など含め、構成設計など事前準備は大変だと思う。けれど、ああいう質の高いグループレッスンは、とても楽しいエンターテインメントでもあり、「バイオリン楽しい!」っていう子供達の気持ちを引き出すためにも、スズキメソードの求心力というものを作ってゆくためにも、徹底的に研究・練習してできる人を作ってゆくのは大事なんじゃないかなと感じた。

15:00 VCF科(Violin, Cello, Flute)午後のコンサート。オーストラリアの後藤先生率いる斉奏は今年も健在でした。他の演奏もみな学ぶところ多かったです。

17:00 弦楽B 最後の練習 なかなかカッコよく仕上がったね。今日は3楽章もしっかりやりました。

↓後日撮影の3楽章。こちらも"台紙"の音源が速くて追いつけていないですが、もうちょっと上手に弾いてたように思います。


19:00 公開マスタークラス見学。豊田先生指導のクラスも見たかったが、今年は初めて見る江口先生のクラスのほうを見学させていただいた。その後成果発表会を見学。

【8/4】
最終日、午前のクラス別レッスン。
午後からお別れコンサート。
終了後毎年恒例のアルプス公園でコースターに乗った。

2017年6月 1日 (木)

モーツァルト メヌエット


スズキ7巻最初の曲。モーツァルトのメヌエットです。とりあえず合格しました。

付点8分+16分音符の16分音符を鋭めかつしっかりひくこと。2巻の二人の擲弾兵でやったのと同じだね! なんてことをやりました。

後半(トリオ部)7ポジションまで上がるとこがあります。7ポジションは初登場かな?ハイポジションは音程に自信なくて、ついつい音が小さくなるというパパと同じ悩みの克服なども課題でした。克服できてないけどね。トリオ部冒頭の5ポジションでの伸指も、そこでビブラートがかけられるかというゲーム(得点ポイント)がそこにあるわけで、決まるとかっこいいんだけど難しいよね~ って感じ。

コレルリ - クーラント


スズキ教本7巻の2曲目。コレルリのクーラントです。ヘミオラのところの八分音符にスタッカートついてるのを最初見落としていましたがちゃんとつけて弾くようにしました。ヘミオラという言葉も教えました。

モーツァルトとセットで一応合格。次はヘンデルのソナタ1番

2017年5月14日 (日)

第33回かながわ音楽コンクール本選

だめでした・・・ 小学校低学年部門は5人中3人が賞をもらえる中で、ひとつも賞をもらえませんでした。
色々反省点がありますね・・・ おいおい書いてゆきます。

早寝早起き大事。

朝起きて、元気がなくて、テンション上がらず・・・的なところから、もう勝負はついていた気がする。
親のマネジメントがダメだった・・・

まあ、そういう変動要素はおいておいて、基底となる実力に関する反省こそが今後大事かもしれないので、
その分析もしないとね。まあ、やっぱり自分の音を客観的に聞く力がまだまだ足らないかな・・・ 音程外しても、汚い音でも平気で弾き続けられちゃう図々しさは時にはプラスになることもあるかと思うけど、やっぱりそれで「普段から良い音で弾く」ということができなくなっているのは大問題。 具体的には移弦時のノイズや元で弓が飛んでしまうこと、弓圧のコントロール不足、中押し、そういった問題一つ一つを、周りに言われなくても問題だと認識して、練習の中で解決してもらわないと、つらいね。

今回のコンクールを通じて、気づいたのは、「どう?今の音、よかった?」と本人に尋ねてみることが効果をもつことがわかったこと。 頭ごなしに、「はい、今のノイズダメ、もう一回!」と叱っても本人のやる気を削ぐだけで効果が低いし、自立にならない。自分の音を聴く習慣をもってもらうためにも、モチベーション的にも、上記の問いかけが効果高い。 

耳は悪くないように思うけど、その耳を使う習慣がまだ根付いてない感じかな。

上記問いかけを続けた30分後ぐらいには、準大人レベルの音が出るような瞬間が生まれている。その状態の体験を繰り返す中で、そういう音が彼の中で標準になってくれれば、演奏も練習ももっと楽しめるようになるかなと。

やっぱり、「おっ?今の俺ってイケてない?」って思える瞬間が(たとえ勘違いでも)楽しいんじゃないかなと思うので‥‥

2017年5月11日 (木)

ヘンデル Violin ソナタ4番二長調, HWV371

スズキ教本6巻の最後、ヘンデルのソナタ4番ニ長調、やっとこさ合格。来週から7巻です。
1楽章&2楽章はスズキ的には皆発表会で弾いたりする定番です。

I. Affettuoso

冒頭の長い音で弓が足りなくなる~がアルアルなこの曲。特に長い音の前や、フレーズの切れ目でポジション移動があって、音程外して超目立つってガックシということになりやすいという特徴もあるような気がしてます。

はるやにとっても、その点での苦労は結構ありました。あわせて、弓の返しでフレーズがブツブツと切れないよう、
フレーズの塊ごとに自然な抑揚をつけること、弓の返しをなめらかにすることなんかもガンバりました。

きれいでいい曲ですよね・・・ 私だいすき。この曲。 フレーズごとにおはなしが変わってゆくような面白さがあるよね~なんて話をはるやともしました。

最後の終わり方もD-durのトニックで終わると見せかけて、偽終止でヘンデルさんが大好きな「おまけ」が続いて、「さぁ2楽章に行きますよ~」って終わり方をするのも面白いでしょう?なんていうことなんかも。

II. Allegro

うって変わって、ジェットコースターのように楽しい速い曲。こちらも16分音符で駆け抜けたり、4分音符中心で流れていくところがあったり、8分音符中心でトットットットと進んでいったり、明るい太陽に向かっていく感じのところから、悲しみの海を越えてゆくところなど、場面が色々変わって楽しいねぇなんてお話をしました。

一方で、「8分音符は音を止めずに響かせる」「16分音符で右手が手首だけになってしまってギチギチ・チマチマにならないように」という課題、普通にこの速さのなかで右手・左手のシンクロがずれてグチャグチャにならないようにという課題も大変でした。


III. Larghetto

眠くなりがちなヘンデルソナタの3楽章・・・ 曲を愛せるようになるまでが大変でした。(私も)
ボウイング(アップダウン)とポジションを覚えること、長い音の拍数がわからなくなることが主な課題でした。

でも、その辺を覚えたあたりから、曲のよさも染み入ってきたもよう。でも案外、はるやはこの手の曲(短調の緩徐楽章)が好きらしいです。Vivaldiのコンチェルトの2楽章とのき「こういう曲好き」って言ってた気がする。

この楽章にもおまけついてるよねぇ~

IV. Allegro

楽譜にVi - de って書いてあって注釈として「通常ここは省略して弾く」などと書いてある。
昔の楽譜にはそんなこと書いてなかったし、なぜ省略なのかを調べてみました。

Videは 「見よ」という意味で、現代の楽譜でいうこの記号のことらしい。
↓実際こいつの呼び方はVideというらしい。知らなかったです。

D.S.やD.C.のある曲なら意味わかるけど、なくて1回目からジャンプしてしまうなら飛ばされたところに何の意味があるのかはまだよくわかりません。 なんでだろう・・


より以前の記事一覧

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